おもむくままに・・・!

ゆったりと、流れのままに、拾いもしない、捨てもしない・・・。 おもむくままに・・・そして私がいる。

何に託すべき・・

2020-11-28 11:25:44 | Weblog




【人間は表現を通じ
  共鳴を求める存在なのだ】

ブログをとおして心の汗をぬぐってくれる言葉を無断で引用させていただきました。
https://blog.goo.ne.jp/1bannomoneha18 
Art gallery 道添






足元を 見つめて歩く癖

先を見ようとも 

決めた一点しか 見ない習性




何処かで 進む道を

間違えたとして

気付かずに 進み続ける歩き方




石橋を叩いて わたる気性とはいえ

危なっかしい その生き方を 

これがわたしと言い切る覚悟




まだ まだ 道は先へ続くというのに

なしとげるべきもの 

ありやなしや




この後の 惑いを

何に託すべきや




先見の明!

これに如かず


千日紅 花言葉:色あせぬ愛、不朽
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ノスタルジアかもしれない

2020-11-26 12:39:22 | Weblog





優しい 思いやりは

あるようで無く

無いようである




ぬるま湯のようで

刺激はない

そして いつか冷めてしまうことだけは

定めのように 理解できる




心が傷ついているときには

その優しさだけが 力となって

泥のような 底なし沼のような

得体のしれない ジレンマ と 囚われから

救い出してくれる




懐かしさは

優しさから生まれて

郷愁へと去っていく





この先の人生で 大方を占めるのは

優しさを隠し持つあなたへの

ノスタルジアかもしれない


クジャクソウ 花言葉:可憐、一目惚れ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

涙のかたまり

2020-11-25 13:33:37 | Weblog






突然 眠気に襲われるような

不都合な 時間があるとすれば

気管支の弱さから 咳き込みながら

涙をこぼした あのとき

思いがけない そのわけ





遠い故郷に たどり着き

眼下に広がる 

蛇行する川面のきらめきと

古くからなる 鐘楼に

変わらぬ青銅の 釣鐘を見つけたとき

胸の奥底から むせ返るような

慟哭に似た 涙のかたまり




言い訳が 近頃上手になったと

人知れず 苦笑いの時間を過ごしたあとの

空しい 空白の想いに

決別するべく 踵を返した

細道の 曲がり角




大きな不安 小さな不安

すべてが 折り重なって

小さな胸を 痛めながら

逃げ続ける 人生の坂




それでも 立ち止まり

大きく息を吐いたあとに

今 幸せだと

呟く けなげなわたし


ツワブキの花 花言葉:謙譲、謙遜、愛よ甦れ、困難に負けない
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

腑に落ちない・・

2020-11-24 14:13:13 | Weblog





自由でいるあなたを

素敵だと思うくせに

それは わたしからも自由でいることだと

知ってしまったとき

自由なあなたを素敵だとは 思えなくなった





いつも 手の届くところでいて欲しいのに

自由なあなたは

思いのままに

するりと 知らない人になる術を

身につけていて

寂しい思いをするのは わたしだけ





あなたとのかかわりが

公平でないから 嫌なのではなく

知らない人になったあなたを

捜し歩く空しさを

砂を噛むような息苦しさを

嫌だと 

心底 嫌だと思うときがあるから





あるとき 突然

二人のあいだに 後戻りできない

亀裂があることに気付くなんて

耐えられはしないから

嫌なものは嫌だと 先に 言っておきたい





本当に 自由人のあなたが

素敵なのを知っているから

ただ 素敵・・と拍手をおくるだけの

存在ならば

何気なく 暮らせるだろうに・・





もし、 わたしも 自由人でいるならば

気楽だろうけれど

自由人でいることが 好きなのには違いないけれど

二人のあいだで 自由を優先するならば

感度の鈍い 感性が 必要になる





これが イーブン ということだろうか

自問自答がつづき

腑に落ちない 心がうめく


萩 花言葉:思案、内気、柔軟な精神
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

何かしら ふと・・

2020-11-22 12:11:33 | Weblog





あなたの胸に 去来する

数々の想念に 思いを馳せ 

庭先の シクラメンの鉢花に

あなたを偲び

冬の便りを運ぶ 風を

うとましく 避けながら

できることなら

あなたの傍に 駆けつけ

手をとり 肩を抱き合い

しばし この瞬間の 

愛おしさを 狂おしさを

分かち合うことを

夢見て ひとり

空の彼方を 仰げば

何かしら ふと 聴こえるのは 

あなたの 心の臓腑の動く音かも・・

それほどまでに 近くに居るとは

想いのほかの 出来事なれば

足元にまつわる 無心の

小犬の 無心の戯れに

頬の緩む想いを これまた

分かち合えればなど、など・・

あなたへの 想いは

なお増すばかりの 

日暮れ時

冬の日の 心の歩み

遅々として・・


シクラメン 花言葉: 遠慮、気後れ、内気、はにかみ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

儚さゆえに いとおしい

2020-11-21 11:45:41 | Weblog





わたしが これまでになく

優しい人になれる時



わたしが これまでになく

新しい未来を 大切に思うとき



あなたの指す 指のかなたの

永遠は 現実の色を持ち



その指先から 不思議な音色が流れ始め

昨日の涙が 瑠璃色なのを教えに

去り遅れた モンシロチョウが

行く手に 水先案内をする

初冬の朝




小さな勇気をもらったわたしの心は

躓かないように

細心の注意をしながら

ふわふわと 

蝶の後を追いかける




儚さゆえに いとおしい

ゆるやかな動きは

わたしの 心に似て

壊れそうなのだけれど




自信たっぷりにもみえる

何故か・・


リンドウ 花言葉: 悲しんでいるあなたを愛する、誠実、正義
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

運命の出会い

2020-11-20 11:29:34 | Weblog






記憶を辿って 遠い日に 

あなたと すれ違ったかもしれない

偶然のなせる 数奇な運命の出会いを

手繰り寄せて 想いにふける日々





この世は 幾万の運命の糸が

絡み合い せめぎあい

その上 夢の中の出来事のような 

デジャブの 生々しさが

時おり顔を出す





耳を塞ぎ 目を瞑って

口を閉じ

手探りで 歩く歩幅は

狭く ひそかで

強烈な 印象を残すものだけが

確実な記憶となって 胸に残る





優しさの繰り返しが

研ぎ澄ました五感を

やわらかなヴェールで覆い

いつしか あなたの語る遠い日の出来事が

わたしの思い出の一部となり





その日から

優しい人になった私は

笑顔と 含み笑いの声を

持ち味だとでも言うように

時おり クッ クッ と

肩を震わせ 幸せ笑いを隠す





こうして・・

恋は いとも簡単に 

始まることがある


コスモス:花言葉 (乙女の真心、調和、謙虚)
詩 (再掲)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

もしか・・の心

2020-11-19 14:09:06 | Weblog






充ちてくるもの・・

期せずして やってくるもの

朝露に濡れた 草花のように

しおらしく 初々しい

切なさをひそめた

あなたへの愛おしさ




遠く離れていればこそ

その瞬間のまぎれない思いを

伝える術もなく

伝えようとする時には

すこし しおれた 

路傍の花の 勢いすらない




時間だけが 過ぎていき

すれ違いの心が

時には 切なさを哀しさにかえ

華やぎを 憂いの色に染める




愛は 信じることだと説く

信じることは 裏腹に もしか・・の心を

隠し持つことでもあり

もしかの中に 

鋭利な愛の危機をはらむことさえある




一寸先さえ 見えなくなる

迷い心は 愛の片割れ


(再掲)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

追いかけられる

2020-11-18 11:09:11 | Weblog






名前を呼んでも 振り向かないトム

どうやら すこし聞きづらくなってる

幾度か 繰り返して 呼んでも

素知らぬフリなので

目線の先を 動き回って 注意を引いてみた





その傍で 3歳は若いチィが 目を丸くして

見つめ返してくれる

なんでもないことなのに

涙が 零れておちた




みんな 老いに 追いかけられる




この世に生まれて

心寄せる人と出会い

胸の内に あたためて

こっそり 育てても

その人すら 老いに追われる身である事に

かなしさが いや増す



みんな 同じ方向へ 向かうというのか




大切にするということは 

この気持ちを わすれないことなのだろうと

気持ちを 引き締める


(再掲)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

偽善者

2020-11-17 11:59:06 | Weblog






大きな時間の流れの中に

持ちきれない想いを抱いて

ただ たゆとうように 

静かを維持している





違うだろう それは と感じても

あっ! とさえいわない





言わなかった あっ! は

胸の中に いくつも いくつもため込んで

分厚い層をつくっている




私の 静かは 色んなことに

気づかない様子を つくろって

無難な人としての印象を・・

まことに 無害なかかわり人として

多くの喧騒の中に 存在している




ときおり 気づかせてくれる言葉がある

”偽善者”

もしか 想いとは裏腹に

静かを装って生きているのを そう呼ぶのなら

わたしは 稀代の偽善者




今日は そんな風に自身を分析して

一日が 終わる

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

されど 彼は歌を知らず

2020-11-15 11:47:29 | Weblog






想いの袋を 背におって

歩く道は 遠く

若者の嬌声が聞こえてくると

腹立たしきものなり




聞く身にすれば

若者の域を卒業して

すでに 久しく




如何様にすれども

心浮き立つことなく

わびしさの勝る 日々なれば




空気の色の違う集いを

眺むれば 

足元から薄ら寒さを感じ




同じ想いを生きる雰囲気を

漂わせる人ならば

抗うことなく寄り添えるものを




同じ想いに たゆとう人を追って

日々を 無駄にすごすことの

哀しさ




こんな 年の瀬は 空しかろうと

背の山から 名も知らぬ鳥が訪れ

ひと時の 慰めを詠わんとす




されど 彼は歌を知らず

朽ち葉の落ち尽くした枝に

おきみあげの糞を 残して去る




今日の日は 斯様に

はしたなきことのみにて 暮れる。


(再掲)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

わたしは だれ

2020-11-14 11:50:07 | Weblog





わたしを 誰かが

なぞっていく

わたしの 言葉を

ひろっていく

わたしは だれで

私の心は だれのもの




わたしは 私で 

他の だれでもなく

一人きりで生きていると 

思いこんでいたのだけれど




それは おおきな間違いで

わたしを生かしているものは

私以外のだれか 或は 何かであると

思ってしまう日には




息を止めて 

周囲の人の振る舞いを

静かに 見守り

わたしは だれかの影かもしれないと




それとも だれかが 影で

わたしは 影を落としているだけの

実体のない風のような




あるいは 風に散った花びらのような

不確かな行く先のない

むなしさなのかも 知れないのだけれど




すべてが 定かでない時であればこそ

わたしを 今日も

誰かが なぞっていくなら

わたしは 実体のない

陽炎になって あなたのそばで 

たゆとうことをえらぶ


(再掲)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

地の果てのなお・・

2020-11-12 15:42:37 | Weblog

生石高原
生石高原は標高870mの生石ケ峰を最高点とする高原で、
約13ha(東京ドーム約3個分)のススキの大草原が広がります。
高原は毎年秋になると一面の銀世界になります。



⁂  ⁂  ⁂  ⁂  ⁂




人界の 巷よりはるか 逃れきて

    地の果てのなお かがやくを知る







2020年11月
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

幸せの正体

2020-11-11 16:16:57 | Weblog






幸せな時

しあわせ と 言わない私を

いぶかるでしょうね



言葉にすれば

瞬く間に消えてしまいそうな

儚い思いを抱いて

幸せに出会ったら



いつまでも あるものとは

信じられないせいで



今すこし このままでと

願うばかりに

幸せだと 呟くことさえ

ためらうの



それほどまでに

たよりないものが

幸せの正体だとおもう



陽炎をつかもうとするような

無謀な挑戦は しないで



このまま、 

今すこし このまま

じっとしていたい



これが幸せというものだと

感じたときは


(再掲)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

肩の揺れが とても 哀しげで・・

2020-11-08 12:20:33 | Weblog






何気なく 歩いているのに

一歩先行く 友の肩の揺れが

とても 哀しげで

何処かで お茶する?と

引き止めてしまった




振り返った 友の表情に

哀しみは ない

悩みを 隠そうとする

つくろいも無い




数メートル先の バス停まで

友の後姿を見ながら歩くのが

苦痛だったのは

声を掛けた わたしだった




心が揺れて 哀しみの時限爆弾を

抱いているのは わたしだった




異郷の地へ 変化を求めて

まもなく 旅立つ友を

引き止めたい気持ちを

おさえて 笑顔をつくって

心の中は 嵐が吹き荒れていたわたし





もう 何年たつだろう

異郷を 故郷と定めて

年老いた母と 無二の友を

振り切って 姿を消した人を

思い浮かべては あの時こらえた

嵐の様な 涙を

少しずつ こぼして数年が過ぎた





わたしの胸の中に もう

さほど 彼女のための涙は

残っていないのだけれど


(再掲)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする