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トムのいない朝がきて
トムのいない昼になり
トムが呼ばない 夜が
黒墨のベールを纏いはじめると
やっと 彼の不在が 現実味をおびはじめる
小さないのちは その小ささのぶんだけ
この世に その軌跡をとどめていることを
知りすぎるわたしのこころは
黑墨の帳に隠れて 涙をぬぐう
庭の片隅の こぶしの花が
満開になろうとするのに
その足元を駆け回る 彼の姿を
二度と見ることは できない・・・
きっと かれも好きだった・・はず
トムのいない昼になり
トムが呼ばない 夜が
黒墨のベールを纏いはじめると
やっと 彼の不在が 現実味をおびはじめる
小さないのちは その小ささのぶんだけ
この世に その軌跡をとどめていることを
知りすぎるわたしのこころは
黑墨の帳に隠れて 涙をぬぐう
庭の片隅の こぶしの花が
満開になろうとするのに
その足元を駆け回る 彼の姿を
二度と見ることは できない・・・
きっと かれも好きだった・・はず