言葉の遊びに
定かでない 思いを乗せて
風が 枝葉を揺らす
細やかな 仕草さえ
愛おしさを 隠しきれず
自然の 恒久の営みにすら
明日なきことを 危ぶみ
生きている間の
小さな 夢と 憧れと
何にもまして 人恋しさを
心に もてあます時には
風よ 吹け
雨よ 降れ
太陽よ 何処へ
山は 怒り
川は 嘲り
すべてが 様相を変えようとする
その日には
何もかも 脱ぎ捨てて
心のままに
生命の存在を
此処にも 此処にも と
雄叫び上げてみむ
宇宙の中の
たった一つの 小さな心が
いかほどのものかは知らねど
コーテイダリア
花言葉 乙女の真心