「2014初夏 大阪アークさんへ伺いました。少しばかりのお手伝い。~東京から大阪能勢のさとへ~」のつづきデス。
匂いを嗅ぐのが大好きで、のんびり屋さんのランちゃん。
と思ったら、自分の好きなコースでは、元気良くモリモリ歩きました。
私が違う道を選んでしまった様です。
みんなそれぞれの好みがあって面白いなぁ。
つばめちゃんは、幾ら歩いても歩いても歩き足りないのか、犬舎に戻るのがイヤな様子。
それでも仕方な~く犬舎に戻って、私が撫で撫ですると、実はモノすご~く甘えん坊でお腹を出してゴロン。
ハーネスも外せないし、私もなかなか犬舎から出られなくなってしまいました。
お散歩だけではなく、こうしてたくさんかまって欲しくて、甘えてくる子もいるし。
ずーっと触っていてあげたいけど。と、後ろ髪を引かれながら、次のお散歩へ向かいました。
白い2頭。ロックとバレル。
ちょっとビビりだけど、2頭一緒なら大丈夫。
森の向こうに、何かを見つけたのか、かなりの急斜面の壁を登ろうとしたり、逞しい一面も見せてくれました。
そして、スタッフの方のステイションに戻ると
「今日は、ありがとうございました。」
とスタッフさんにお声をかけて頂いて、思ったよりも早く終了となりました。
黒い仔犬2匹の犬舎に、下のお写真の張り紙が
と書かれてありましたので、許可を頂き、最後は仔犬の犬舎にお邪魔して、思いっきり遊びました。遊んで貰った感じです。
子グマの様なかわいい2匹。
もうやんちゃ過ぎて、スニーカーの紐を引っ張ったり、髪の毛を引っ張ったり、遊んでも遊んでもキリがなくて笑いっぱなしでした。
立って抱っこをすると、キョトンとして、少しおとなしくなります。
それにしてもソックリで、見分けがつきませんが、お腹の模様が少し違うのでそこで見分けをつける感じです。
仔犬なので、お腹もポンポコリンで、肉球もぷにゅぷにゅでかわいかったです。
スタッフの方とのお話しの中で印象的だったのは、シェルターでは、他の犬に攻撃的だったり、慣れた人にしか心を開けなかったり、ちょっとした問題を抱えている様に見える子でも、里親さんが決まり、自分だけの家族と出会えるコトが出来た子は、自分だけに向けられるそのご家族の深い愛情の中で生活していくと、全く違う穏やかな犬へと変化していくコトが多いそうです。
シェルターでは、たくさんの犬の中で、気を張って毎日生活しているので、里親さんが決まり卒業した子たちは、緊張感が和らぎ、表情も何だか丸くなるというか、ポワーンとホンワカになっていくそうです。
その変化を、年に1回、卒業生の集い「アーク同窓会」で、見られるコトも楽しみにしているそうです。(今日、5月25日がそう!お天気で、良かったです。)
人間と同じで、愛があると、周りにも優しくなれるのかもしれないなぁ、と思いました。
やっとやっと安心感を得られ、ココロもカラダも落ち着く様です。
実際、持病の様なモノもなくなっていく場合もあるみたい。
お散歩の仕方の説明も、1頭1頭の性格をきちんと考えられて、本当にお家で1頭をお世話している姿勢で、多くの犬や猫たちのお世話をしておられて、細かい気配りが素晴らしいなぁ、と思いました。
犬舎も、1頭で居るのが好きな子、仲良しの子と居るのが好きな子、大勢で居るのが好きな子、それぞれ考えられています。
お肌の弱い子は、コンクリートの床の犬舎であったり、塀を跳び越えてしまう子には、屋根のついた犬舎であったり、その子その子に合った環境を出来る限り、日々解決していく。
そんな、ステキなスタッフの方々の毎日の細かいケア。
それでも、その子にとって自分だけの家族の愛情に勝るモノはなく、ここにいるワンコ&ニャンコ達、みんなが、自分だけの家族と出会えるコトが、いちばんの幸せと、アークの皆さんは考えています。
その時のために、スタッフの方々も毎日ケアして、どんなご家族の所へ行っても大丈夫な様に、色んな経験をさせてあげながら訓練し、社会化させていきます。
今回も気持ちよい森を、個性豊かなかわいいワンコ達とお散歩出来て、とーっても楽しかったです。
本当に、年にたった1、2回の大阪アークさんでのお手伝いですが、最前線を自分の眼で見る大切さを毎回感じて、私のココロに響いてきます。
どの子も眼の表情が豊かで、キラキラとしていて、とーっても愛おしく感じました。
お忙しいスタッフの方とお話しも出来て、貴重なお時間をどうもありがとうございました。
1頭でも多くのワンコ&ニャンコに、自分だけの一生の家族と出会えます様に。
おまけ
美バレエ的チャリティークラスの方々へ、おみやのひとつです。オリバーさんの故郷 UKのpost cardです。お馬やワンコ、ニャンコのステキなカード。