京都市右京区花園にある臨済宗妙心寺派大本山 妙心寺の塔頭(たっちゅう)「沙羅双樹のお寺 東林院」さんの宿坊に泊まらせて頂きました。
妙心寺さんは、京都府京都市右京区花園妙心寺町という住所通りに、大きな境内を有するお寺です。「東林院」さんは、その中のひとつの塔頭になります。
ネットで色々と事前に調べてみると「お母様が厳しそう」という感想がございましたもので、少し緊張気味でお伺いしたところ、夕方に到着したにも関わらず、ステキな笑顔で迎えて下さった方が、噂のお母様でした。
私の印象は、「笑顔の中にも凛っとしたものが感じられ、ステキでオシャレな女性」、というネットの評判とは違うものでした。
院内を案内されると、静かで清潔な廊下を通り、その途中、龍のように、うねった松が見え、畳のお部屋を案内されました。この時期は、夏のお祭りが一段落しオフシーズンというコトもあり、他の宿泊の方はいらっしゃらず贅沢です。
「とても月が綺麗ですよ。」と静かに教えて下さったのが印象的でした。
少しだけ夜の妙心寺をお散歩し、お風呂を頂きました。
檜の大きな湯船で、とても気持ち良かったのですが、ゆっくりしてはいけない気がして慌てて出ました。
身体の汚れと共に心の汚れを落とす。
人が生きるために、犠牲になっている資源がある。
という様な言葉が書かれてあり、胸に響きました。身体を流す時も、なるべく少ないお水で済ませよう、という気持ちになります。こういう気持ちを常に持っていたいですよね。
お布団も、しっかりとした厚手の綿の敷き布団が、独特のふわふわ感があり気持ち良く、たくさん歩いて疲れもあって、あっという間に就寝時間通りに消灯です。
音もなく静かなお部屋に身を置くと、廊下を歩いたり、扉を閉めたり、という音も、とても響くので、自然と丁寧な所作になります。普段からこんな風に出来たら良いのですが・・・。私が動くとたくさんの音がするものだなぁー、と実感してます。
次回は、楽しい読経編(不謹慎ですけど)。
京都 妙心寺 東林院さんでぎゃーてぃーぎゃーてぃーの読経のお勤め。~心の美バレエ・エクササイズ~につづく。
京都 妙心寺境内の朝のお散歩と東林院さんでのお野菜たっぷり朝ごはん。~心の美バレエ・エクササイズ~でおしまい。
京都観光Navi:東林院・沙羅の花を愛でる会