無錫さくらんぼ文庫ブログ

中国無錫で絵本の貸出を行っています。活動日は不定期となります!

子どもの頃何読んだかな?

2005-12-30 | さくらんぼ文庫開設まで
現在古本市の収益金で具体的にどんな本を買おうかと思案中。
無錫の小学生以上の子どもを持つ親御さん達にアンケートを配ったりしてみたが、本というのはたっくさんある。膨大な量の中から一体何を買うべきか・・・。

自分が小学生だった時代、一体何を読んでいたのだろう・・・?と最近考える。特に小学校1・2年生だった頃。
覚えているのは、小学校に上がった時、母が世界名作全集みたいなものを買ってくれ、すごく嬉しくて、まだひらがなしか読めなかったのに第一巻の「宝島」の最初のページを辞書を引きながら読んだ事。でも結局すぐに挫折して「宝島」はかなり後になって読んだなあ。
その全集の中で「小公女」や「家なき少女」、「ロビンソンクルーソー」などがとても好きで、何度も読んだ事。
でもあれは一体何年生の頃だったのか・・・?

その全集、字ばっかりで分厚くて、それでも嬉しくて読んだなあ。今の本は、どちらかというととっつきやすそうな装丁で、絵もたくさん。そういえば教科書もそんな作りらしい。

高校時代の担任が国語の先生で、そういえばこんな話をしていた。「おまえ達の年齢はこの年齢だからこそそう感じるものなんだ。この年齢の時に読むからこそそう感じられる本がいっぱいあるんだぞ。今本を読まないのは本当にもったいない。」そんな事を最近思い出した。

無錫の子ども達、いろんな本を読んでいろんな事を感じてもらいたい。

読書は国語力をつけるために読むものではないと思う。スポーツをしたり音楽を聴くように、楽しい余暇の過ごし方のひとつなのではないだろうか。
自分の子どもは本をあまり読まない、なんて決めつけずに、読みたくなったらすぐそこに本があるような読書環境を少しでも整えてあげられたら、と思う。まだまだ遠いけど・・・。

古本市開催!

2005-12-02 | さくらんぼ文庫開設まで
昨日は古本市当日。前日は昼間本の仕分けと値段を決め、当日朝10時に会場となる日本料理店へ搬入。本を保管しておいてもらったマンションとは隣だったので、マンションの台車を借りての搬入。しかしこのマンションにはスロープがなく、階段ではマンションの保安員さんにもお手伝い願ってなんとか搬入OK。本は重いのだ~!

集まった本は子供用雑誌・絵本50冊、雑誌約140冊、文庫本約120冊、ハードカバー約30冊、合計なんと約340冊!

11時開始だったが、ぞくぞくと女性中心に来店、本を買ったついでにお店でランチを取る方もいらっしゃって、店内はとても賑やか。午後からは日本語を勉強している中国人の方や江南大学の留学生なども来店し、午後3時の閉店時間まであっという間だった。

売上は、500元程度ではないかという予想を大幅に上回り、900元以上!「きっと10冊も本を買えないよね。」と開催前に話していたが、ところがどっこい10冊以上買えそうだ。1冊1元から15元の値段だったのによくこんなに売上があったもの。

来店した方も、安いので普段読まないような本を買った方も多く、私も文庫本の他に、初めて読む雑誌や息子用にコロコロコミックを買ったりした。普段あまり会わない方にも会ったりして、本当に楽しかった。

この活動、一緒に準備したメンバーは次回開催に意欲満々。これからも年2回程度のペースで続けていけたらと思っている。

そうなると課題もいろいろ。例えば会場。週末開催となると、お店は混むし、もっと広いスペースが必要。本を運び込む方法も考えないといけない。市中心部から遠いと客足にも影響する。それにとにかく本は重いし場所を取る。それから男性方からの本の提供はどうやって?など・・・。本好きな男性方にたくさん名乗りを上げてもらいたいが、どうやって探そうか?

とりあえずこの収益金で購入する児童書を決め、春節明けの新学期には間に合うように本を買おうと思う。10冊の児童書、春節に帰る何人かで分担してハンドキャリーかな?送料の節約、節約。