無錫さくらんぼ文庫ブログ

中国無錫で絵本の貸出を行っています。活動日は不定期となります!

6月24日 貸出日記

2007-06-26 | 貸出日記
もうすぐ子ども達は夏休み。
さくらんぼ文庫の貸出も、7月・8月はお休みの予定。
今日貸出した本は9月まで読む事が出来るので、私個人としては我が家の息子用にドラえもんを4冊借りた。

古本市で寄付して頂いた絵本数冊を文庫に追加。
それに9月以降の文庫日程表などを作る作業をママ友と小声でおしゃべりしながらしていると、友好文庫で何か資料を見ていた中国人のおじさんに、「うるさい!」というような事を言われてしまう。

かなり小さな声でしゃべっていたんだけどなあ・・・。
しかし図書館は本来静かにしているべき場所なのだから、こちらが悪いか。
この時は子どもが一人だけだったので、親がうるさかったという事だったが、以前は子ども達が大きな声でしゃべっていて、注意されてしまった。

このおじさん、しばらくしていなくなり、その後子ども達がやってきて賑やかになり、内心ホッとした。

図書館なのだから、静かにするのは当然なのだが、子供向けの本貸出なので、どうしても多少はうるさくなってしまう。

場所の問題、これからの課題だ。

無錫図書館 友好文庫について

2007-06-20 | お知らせ
無錫図書館4Fの友好図書について、今まで2006/1/9の記事や2/27,5/10,11/1,2007/4/10などで書いてきた。

相模原市からの寄贈図書事業はすでに終了しているらしいが、明石市からの寄贈図書事業は継続中らしく、今年贈られてきた図書の中で、すでに友好図書にある絵本などが新書で贈られてきた、というような事があり、差し出がましい事かと思いながらも、先日明石市宛てに、無錫市との寄贈図書事業について、E-Mailで投稿した。

明石市の担当の方から、このやり取りのブログ掲載の許可を頂いたので、原文のまま掲載。

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(5月末 明石市HP公聴制度e-市民提案箱へ投稿)

はじめまして。
私は明石市と姉妹都市締結されている中国・無錫市に現在主人の仕事の関係で家族で住んでおります者です。

明石市と無錫市の交流事業として、現在も日本語の図書を無錫市に寄贈する、という事業が継続されていらっしゃると思いますが、その件に関しての現状の報告と提案を、明石市民ではありませんが、市民の皆さんの貴重な税金を使った事業のより有効な活用を願って、無錫からメールを送らせて頂きます。

私は現在、無錫市図書館のスペースの一画を借り、「無錫さくらんぼ文庫」という、日本人の子ども達の為の日本語の児童書の子ども文庫を開設しています。
その文庫は、明石市から贈られた日本語の本が設置されている部屋の一画に設置されています。
その部屋には、明石市からの本と、同じく無錫市の姉妹都市である神奈川県相模原市からも寄贈された日本語の本とが『友好文庫』としてズラッと設置されています。
その蔵書は合わせて約2万冊と言われていて、その中には絵本や児童書がたくさん含まれております。

しかし、その『友好文庫』の現状は、館外持ち出し不可、そしてその場所に日本語の本があるという事実を知っている無錫市民も少なく、日本語の書籍を読み解く高レベルの日本語能力を擁する中国人がたまに館内で閲覧している場合がある(のかもしれませんが、いまだ見たことがない)程度。
折角の本は、すっかりほこりを被った状態です。

「無錫さくらんぼ文庫」を開設するにあたって、これらの『友好文庫』内のたくさんの絵本を、私達日本人にどうか館外持出させてくれないか、と図書館側にお願いしましたが、図書館側は、これらの本は、無錫市と日本の姉妹都市との貴重な友好の証であり、紛失などあっては困るので、館内閲覧ならば可能だけれど、持出は不可、との回答でした。

それで現在は仕方ないので、自分達の資金で購入した本は自分達で管理・貸出、『友好文庫』の絵本は自宅に持って帰れないので、図書館に来てくれた子ども達にその場で読み聞かせするのに使っています。

しかし、折角の日本の本は、日本側の意図としては、[無錫の、日本語を勉強している人たちに利用してもらおう]というような事でこの事業がスタートしたのだろうと思いますが、はっきりいって「ただの友好の証としての飾りもの」となっているように、私には感じます。

今年も明石市から新書が届いたようですが、最近図書館の本棚に並んだこれらの本、「ぐりとぐら」や「だるまちゃんとかみなりちゃん」などの絵本だったと思いますが、今年届いた本は実はすでに相模原市から過去に寄贈されていて、すでに「友好文庫」の本棚に何冊かあります。
明石市から毎年新書が100冊程度贈られていらっしゃるのでしょうか?
しかし、無錫側の現状を考えると、日本語の新書を贈る、という友好事業は、あまり実がないように思います。

私は、日本語の本を贈るよりも、日本人の作者の作品(村上春樹や「ぐりとぐら」などの絵本)の中国語翻訳本を寄贈した方が、より多くの中国人の方に喜ばれるだろうし、日本文化の理解に役立つのではないかと思います。
数年前に比べて、日本人作者の中国語版は格段に増えていますし。購入経路も比較的簡単になっています。
そして本自体の値段も格安です。

無錫で、日本語の児童書の購入費用と入手経路にいつも頭を悩ませている一人の母親からみて、明石市から無錫に贈られてくる本があまりにももったいなく、活用されないのが可哀想に思えます。

どうか御検討ください。
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この投稿に対して下記回答があった。

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(6/12 明石市教育委員会事務局社会教育室社会教育推進課様よりの回答)

このたびは、貴重なご意見をいただきましてありがとうございました。
 また、無錫市で、日本の子どもたちのための文庫活動を行っておられるとのこと、その活動が、日本を離れているより多くの子ども達の楽しみになるとともに、子ども達の成長に役立っていくことを期待せずにはおれません。
 さて、ご意見をいただいた、図書交流事業のことですが、1981年8月29日の無錫市と明石市との友好都市締結調印の翌年から、両市の文化交流を発展させ一層の友好の輪が拡大されることを願い実施されているもので、本年まで無錫市から1357冊の図書が受贈され、また、明石市からは、1398冊の図書を寄贈いたしております。
 相互理解のための図書交流ですので、無錫市に寄贈いたしました図書の取り扱いについては、ご提案の内容も含め、今後、両市の関係機関の間で検討いたしますので、ご理解いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

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無錫市からも明石市へ図書の寄贈が行われているのかあ・・・。
すでに25年、この事業が続いているというのは、すごいなあ、と思う。
両市の交流の歴史があって、現在があるのだろう。

いずれにしても、余計な事だったのかもしれないが、私が無錫で感じた事は伝えられたので、あとはお任せしよう。

明石市の御担当者様、有難うございました。
両市の友好事業の益々の発展をお祈りしています。

第4回古本市 有難うございました

2007-06-18 | 古本市について
 17日(日)に開催しました第4回古本市に御来場・御協力・御支援頂きました皆様、有難うございました。

 今回は、初の日曜開催という事もあり、来場された方も過去最高約100人でした。御家族でいらして下さった方もたくさんで、11時台の会場は本当に大盛況!
 前回までは午後1時を過ぎると客足はばったりでしたが、今回は終了間際まで客足は途切れる事がなく、日曜に開催してよかったな、と思いました。

 最終的に、集まった本は当日お持ち頂いた分も含め
  文庫 475冊  雑誌など 271冊 
  一般書 231冊 まんが・絵本など 77冊
 合計 1,054冊
 
 収益金は、前回の2,131元から2,182元の微増でした。
 1冊の単価1元・5元・10元が積み重なった結果です。毎回の事ながら、よくもここまで積もり積もったなあ、と驚いています。
 今回の収益金で、また新しい児童書を夏休み明けにはそろえる事ができると思います。

 それから、古本市の為に御寄付頂いた古本の中から絵本・児童書を21冊、蔵書とさせて頂く為に古本市には出さずに取り出しておきました。(御寄付頂いた方、有難うございました。)

次回は半年後の2007年12月頃に開催できればと思っております。

最後に、本を寄付して頂いた方々、御来場頂いた方々、お手伝い頂いた方々、御支援頂きましたたくさんの方々に改めて御礼を申し上げます。

本当に、有難うございました。



第4回古本市 古本回収状況

2007-06-15 | 古本市について
17日(日)に開催されます第4回古本市に向けて、各回収ポイントから本を集めて整理しました。

現在のところ
  一般書・ハードカバー本 225冊
  文庫本          413冊
  雑誌など         250冊 
  子供向け本        70冊 

  合計 958冊 の本が集まっています。
  本を御寄付頂きました皆様方、本当にどうも有難うございました。

お手元に御寄付頂ける古本をお持ちの場合、当日早い時間ならば会場まで直接お持ち頂いても結構です。

今度の日曜日、もしもお時間ありましたら、お昼ごはんを食べるついでにでも、新区にいらして古本市を覗いて見て下さい!!


         

6月12日 貸出日記

2007-06-13 | 貸出日記
来月から夏休み。休み前の火曜日貸出日も今日が最後。

7・8月の夏休みは文庫の貸出はお休みにするつもり。しかし本棚の鍵はかかっていないので、夏、暑くて外で遊べない時など、涼しい図書館で日本の本を読みたくなったらいつでも来て読んでもらいたいと思う。

先週土曜日の補習校、3・4時間目は図書館に全校でバスで行き、読書の時間だった。
帰ってきた息子に「静かに本読んだ?何の本読んだの?」と聞くと、「静かに読んだよ。ぼくはドラえもんの84ページまで読んだの。おかあさん、続き読みたいから借りてきてよ。顔がバラバラになっちゃう話がある本だよ。」と言う。

今文庫には33冊のドラえもんがあるのだが、顔がバラバラになる話・・・。何巻なんだ?

図書館で文庫の棚を見ると、土曜日に子ども達が読んだからだろう、本が結構バラバラになっている。
それは読んでくれた証、良かった良かった、と本の整理をしながらドラえもんの内容をチェック。
息子がいう、顔がバラバラになっちゃう話は第4巻の「モンタージュバケツ」の事らしい。

土曜日の図書館での様子を同行したお母さんに聞くと、結構みんな静かに読書をしていたらしい。
マンガのドラえもんばかりみんな読んでいたんじゃないかと心配したが、そんな事もなくて、友好文庫内にあった昔懐かしい「ウォーリーをさがせ!」などを何人かで見たり、さくらんぼ文庫の本では「かいけつゾロリ」シリーズの本が何冊か読んだ後が見られた。

この、補習校での図書館訪問読書の時間、年に1回程度しかないけど、子ども達にとって楽しみのひとつになってくれればいいな、と思う。

第4回 古本市開催のお知らせ

2007-06-04 | 古本市について
第4回古本市を下記の通り開催します。

         (記)

1.日時:6月17日(日)11:30~14:00

2.場所:「遊家 長江倶楽部店」長江北路5号 長江倶楽部2F

3.取り扱う物:本・雑誌・漫画などの書籍類
(ただし、中国についての政治的話題が大きく取り扱われているもの、過激なグラビア写真が掲載されているものは取り扱いません。)

4.本の収集期間  
  6月8日(金)~6月14日(木)
  
5.本の収集方法
  遊家、無錫大飯店、太陽公寓
  
恵飛大厦・金鼎広場にお住まいの方、マンション内にて回収します。(6月10日(日)PM4:00~5:00・11日(月)AM7:00~8:00マンション内にて回収ボックス設置予定。)
6月12日のさくらんぼ文庫貸出日にお持ちいただいてもOK。

*当日会場にお持ちいただいても結構ですが、なるべく6月14日までにお持ち頂けますようお願いします。

*本の量が多い、住まいが離れている、など回収に関するお問い合わせは下記問い合わせ先まで御連絡ください。

*会社などで取り纏めて下さる方大歓迎!!御連絡ください。回収に伺います。

6.古本市の収益金について
  本の提供は御寄付という形でお願い致します。古本市にて安価で販売致します。
その収益金は、無錫に住む子供達の為に児童書を購入する資金に致します。

連絡先:E-MAIL:wuxisakuranbo@mail.goo.ne.jp