鉄肝(tekkan)

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護衛艦「しらゆき」「たかなみ」・巡視船「やしま」を見学 その弐

2010-08-02 23:39:15 | あーだこーだ
前回からの続きでございます。ヽ(´ー`)ノ

ヘリコプターの格納部から艦の内部へ見学を進めます、食堂や士官室などを見学しておりますと、
蟻の巣を巡っている錯覚にとらわれそうになりました、細い通路や急な角度の階段に小さな部屋
「あぁ、やはりコレは戦う船なんだなぁ、恐らく大戦中の戦艦よりも居住性は
良くなっているのだろうけれど、客船とは基本的なモノが違う」そんな事を感じました。

艦首に近付くと今度は延々と急な階段を登ります、そして上がった先は…艦橋♪ヽ(´ー`)ノ
 

この大きな船をココで操船指示するんですね♪艦橋の窓から船首を見下ろすと、
陸から見えていたMk15ファランクスCIWS(20mmガトリング砲)が手前に見え、ミサイルの
アスロックやシースパローを撃ち出すべくミサイル発射機のMk41VLS(垂直発射システム)が
行儀良く?並び、その向こうにオート・メラーラ127mm砲が鎮座しています。


艦橋を出て外部のこれまた急な階段を降り、甲板を船首へと向かいます。途中にあったのはMk36mod チャフです。

レーダー照射を受けた場合に電波を反射する物体を空中に撃ち出す事により撹乱し
レーダー誘導型のミサイルを回避する事が出来ます。私は攻撃用の兵装よりも、
こういった防御用のものを見た時の方が緊張します。

さらにはカバーが掛けられたゴムボートらしきものがありました、船外機が付いています。

この護衛艦「たかなみ」は、2004年12月に発生したスマトラ島沖地震の大津波により、
不幸にして亡くなられた海上の御遺体をプーケット島沖において護衛艦「きりしま」、
補給艦「はまな」と共に収容するという任務に就いた事があります。
きっとゴムボートを使った収容も行われたであろうと想像しました、
懸命に任務を遂行し国際貢献された自衛官の活躍に、敬意を表したく思いました。

ゴムボートの反対側の海を見ますと、体験航海から帰って来た護衛艦「しらゆき」が見えます。

羨ましいな~(;´Д`)私も体験航海したい。

艦首へと続く甲板の途中に、これまた陸から見えたのとは反対側の68式3連装短魚雷発射管、
HOS-302が居ました。

船首はまもなくです。

船首に到着すると凄い存在感でコレが居ます、オート・メラーラ127mm砲です。

一昨年に見学したむらさめ型護衛艦に装備されていたオート・メラーラ76mm砲とは存在感が違います。
前のめりの前傾姿勢のようにも見えるこの砲は、たかなみ型護衛艦の他にはイージス艦である
こんごう型護衛艦にしか装備されていません。


127mm速射砲の模擬弾薬の展示がありました。
 
ダイキン工業?!(;´Д`)へぇ~。
弾頭部を持たせて貰いました、両手で持ち上げようとしました、ものすげー重たかったですよ(;´Д`)

砲の周囲にはこんな跡が…

実はこれ撃ち終わった後の空薬莢を排出し甲板に当たった跡なんです。
展示の模擬弾薬写真で言うと金色の部分です。

防御の為の装備でもある砲なんですが、個人的には127mm砲よりも速射性能の良い76mm砲の方が…
さて私は前の文章で「ほう」って何回書いたでしょう?(;´Д`)えへへ。


自衛官さん達に御礼を言って「たかなみ」から退艦しました。
次は体験航海から帰ったばかりの護衛艦「しらゆき」ですが…「その参」に続きます(´ー`)ノ