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古今東西のアートのお話をしよう

ふつうの系譜 春の江戸絵画 府中市美術館

神奈川県立金沢文庫に続いて、初めての美術館コース


今日は、府中市美術館を訪ねました 

新宿から京王線特急で約20分、府中駅からコミュニティバスで10分…


トウチャコ💨




展覧会は…

2020年に新型コロナの流行で途中閉幕となった展覧会を再度開催したそうです

敦賀市立博物館所蔵の江戸絵画を中心に構成されています

「ふつうの系譜」とは、辻惟雄の「奇想の系譜」のシャレですが、岩佐又兵衛や若冲、蕭白に対して、狩野派、土佐派などの伝統派を「ふつうの系譜」として見直すという企画です

狩野派は「漢画(唐絵)」を源流とし、土佐派は「和画(やまと絵)」を代表しています

三島由紀夫流に言うと、狩野派の「ますらおぶり」と土佐派の「たわやめぶり」でしょうか



土佐光起 「伊勢図」江戸時代前期
三十六歌仙の伊勢

上掛けの模様の精緻さ、重なる着物の色合いの鮮やかさ、土佐派の「たわやめぶり」が見事です


原在中 「柳樹駿馬図」江戸時代後期

高い柳の下に、毛色の異なる三頭の馬。構図に惹かれて、近寄ると馬の毛並の柔らかな表現。ひょうきんな馬の顔… 気に入りました

原在中(はらざいちゅう)1750〜1837
京都の酒造家に生まれる。漢画、やまと絵の両様を取り入れた繊細な作風。御所造営の御用を務めるなど、京都では知られた絵師らしい


岸駒 「猛虎図」江戸時代後期

ベルベットを思わせるモフモフの毛並の猫写と憎めない顔が猛虎というより「ぬいぐるみ」を思わせる可愛らしさ

円山四条派と並ぶ岸派の元祖


印象に残った三点

狩野探幽、円山応挙など多数展示



詳しくは




府中市美術館は、府中の森公園の中にあり、併設のカフェテラス席は公園と繋がっています


テラス席から桜が見える



ランチプレートをいただきました

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