『日本人の美徳』 櫻井よしこ著 （宝島社新書）

サブタイトル　「誇りある日本人になろう」


先日読んだ本『迷わない。』と重複するところもありますが、この方の本を読んでいると丸い背筋がシャンとなる気がします。
優しい言葉の中に一本筋が通っていて指摘が鋭い。
簡潔な文章で、すっと入ってくるんですね。

最後に「何歳になっても「こうしたい」「こうでありたい」という夢をすべての人にもってほしいと思います」とまとめられています。

そうですよね。生きているからにはやりたいことに向かって、しっかり歩いていたいものです。
気持と行動が伴いませんが・・・これから私はいったい何をしたいのだろう？^^;


いろいろな括りがありますからまとまらない感想ですが少しだけ。


現代は平和にも関わらず、問題点が多いですが、歴史を学ぶことで解決できることがあるとあります。
確かに２６０年余りの安定政権を築いた祖の徳川家康公も歴史をおろそかにせず、過去の失敗から、様々なことを学んで生かしたといいますから、歴史は現代や将来の教科書なのですね。


女性としてのたしなみを大事にし、「自分らしさ」も大切に。・・・心がけたいものですが欠落している気がします、私。^^;


自殺者の多さや人間の末期にも触れ、命の尊さを書いている辺りは優しい方だなと感じ入ります。
物の価値観、考えの価値観など、私もぶれないでいたいと思いますが、いろいろな面で反省すること多いです。


きちんとした言葉に託して自分の気持ちを伝えることは大事ですが、諦めの境地も往々にしてあったり、言葉がなかなか出てこなかったり^^;
でも話したり書いたりしなければ益々忘れてしまうかもしれません。
自分の考えを持ち、判断し、自分の言葉で伝えること。がんばろー^^;


書かれていることの一つ一つが分かりやすく説得力あります。
ふと、やれる！と勘違いしてしまいそうです^^;
簡単そうで難しいですが、要は自分の意識の持ち方次第なんですね。
「悩むのは無駄だと気付いた」という、意識の切替が素晴らしい。


完璧な櫻井さんを、少しでも見習えたらいいなと思います^^;
「今の自分を受け入れて前に進もう」・・・ですね。





※櫻井よしこ　1945年生まれ　

2008年発行