
【写真:五葉山山頂で】
3日目(8/12) 岩手県(五葉山)~道の駅みやこ
北上山地では早池峰山(1914m)に次ぐ高さだという300名山の五葉山(1341m)へ。
時期的にお花は少なかったのですが、素晴らしい緑の林でした。
ツツジやシャクナゲの時期にもいつか行ってみたくなりますが、
今の時期もまた捨てがたい素敵な山です。
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2013年8月12日(月)
標高:五葉山 1341m
登山口:約721m
標高差 約620m
Member.2人(トシちゃん、sanae)
天気:晴れ。ただし霞で山頂遠望はきかず。
【コ ー ス】
赤坂峠P(721m)7:40~賽の河原(三合目)8:20-25~
畳石(四合目)8:42-52~石楠花荘10:02-10~日枝神社10:15~
五葉山山頂10:28-30~日の出岩10:37-38~五葉山山頂~
日枝神社10:55-11:35~赤坂峠P13:00着
所要時間約5時間20分(休憩時間含む)
今回歩いたコース
PH(赤線)

登山口赤坂峠へ至る林道は狭い所もあり気を遣いますが、
駐車場は広くトイレは立派で水洗、ペーパー付き。きれいでした。


手前の道の駅種山ヶ原で泊まり朝の移動でしたが
はじめからここにすれば良かったと思いました。
でも食料の調達もしなければならなかったので
これで良しとします(^^ゞ
天気は快晴、気持ちの良い青空が広がっています。

大船渡市と釜石市の境で、釜石市側も道が狭いようです。
登山口には大松コースは現在通行できませんと書かれていましたので
行かれる際には直前情報をご確認ください。
入口の登山者名簿に書き込んでいる間に
トシちゃんはコチラに反応しています^^;

やっぱりね^^;

結局二人とも薪三本ずつ荷上げです。
登山道もきれいに整備され、目安の先ずは一合目。
このあとも順番に丁寧につけられていました。
そういえば山頂の十合目?というのは気づきませんでした^^;

一合目を過ぎると開けたところから鷹生(たこう)ダムが見えました。
人造湖(五葉湖)は五葉山に源を発しています。

歩きやすい登山道。
この時期は暑いので早朝登られるのがおススメです。

賽の河原(三合目)


見える稜線は黒岩コース?

お花はあまり見られませんでした。
時期的に終わってしまったようです。

ママコナ、ウツボグサ
イワオトギリ?、ツリガネニンジン
萩、ヤマハハコ
前方に五葉山の稜線

畳石(四合目)。ベンチなどあり一休み。

何畳分になるのでしょうね?(^^ゞ

畳石の広場から鳥居を潜って行きますが、
ここからが緑の気持ちいい樹林帯が続きます。





ミズナラやダケカンバなど広葉樹の並ぶ素晴らしい樹林帯です。
山肌は緑一色の笹原。緑、緑で癒されます。
登山道は笹の刈り払いもされています。

国有林




通過しますが休憩場所に良さそうな七合目

続いて祠が二つ


八合目で一休み

ここで朝駐車場から先行した父子とすれ違います。
思わず「素晴らしい山ですね~」と声をかけますと、
「上はもっと良いですよ」という返事。
嬉しくなりました♪

この山は6月はつつじ、7月はハクサンシャクナゲが咲くそうですが、
上に行くとなるほどシャクナゲの木がいっぱいでした。

空が見えてくると前方に赤い屋根(しゃくなげ荘)が見えてきました。
九合目。

どの札もこのように木にやさしい結び方で感心しました。

しゃくなげ荘到着。

立派な小屋です。荷上げの薪を置いて二階を覗いてみました。

ビックリするくらいきれいに使われています。
光るほどに磨かれている小屋はそうそう見ません。

トイレも近くにあり、中には入りませんでしたが
入口辺りもきれいでした。

水場も側にあります。しっかりした柄杓も新旧二つずつ。
どなたかが作られたのでしょう。

テント張ったら気持ち良さそう~♪

小屋から日枝神社まであと一息♪


なだらかに伸びている黒岩方面への稜線も気持ち良さそう、
行ってみたくなり、トシちゃんも同じように思ったようですが
「今日は行かないよ」と先手を打ってきます(^^ゞ
もちろん行きませんとも。今回は次なる目的もあるのですから・・
・・・でも行きたくなる稜線だよね、天気もいいし・・・(^^ゞ

日枝神社の前で。
囲いも立派です。

ウィキペディアより、
「五葉山」の名は、阿弥陀如来、薬師如来、観音菩薩、虚空蔵菩薩、愛染明王の五仏を祀る事からとも、
藩政時代に伊達藩にとって重要な山であったことから「御用山」と呼ばれていたことに由来するとも言われている。
(ウィキペディア引用以上)
ということですが、この五仏というのがこの日枝神社に祀られているのでしょうか?
それともあちこちに分散しているのでしょうかね?
今では五葉松になぞらえ五葉山と呼ぶようになったそうです。
日枝神社から山頂まではほぼ平坦。
ルンルンです♪



稜線の高山植物は終わってました。


前方、青空と白い雲が素敵

樹林は国有林ですが、一帯は県立自然公園となっています。

五葉山山頂で

一等三角点です

昭和43年9月30日の建立となっています。
今から45年前。
それにしてもこの崩れ方はやはり二年前の
東北大震災の影響でしょうか?

山頂からは早池峰山や太平洋、リアス式三陸海岸も見られるそうで
楽しみにしていたのですが、
ここも春霞のような感じで遠望はダメ、残念でした。
その先の最標高点、日の出岩の方にも行ってみます。

このような道が続くのかと思ったら
途中からまるで奥秩父を歩いているような雰囲気に・・・



日の出岩

展望が無いので戻ることにしますが
稜線で苔むしたところがあってビックリ。
太平洋岸でも雪が多いのでしょうか
木のオブジェも風情がありました。


日枝神社まで戻ってランチにします。

その前に暑かったのでオールフリーいただきま~す。
プシュッ!!!冷たくしてきたので喉ごし最高でした(^^ゞ

展望はちょっと残念でしたが十分満足して同ルートを下山します。

それなりに登ってくる人とすれ違いましたが、
気温が上がってきていたので大変だったと思います。
今の時期登るなら早朝がおススメです。

私たちが登るときは爽やかな風があって良かったのですが
風がなかったらやはり暑かったかもしれません(^^ゞ
賽の河原(三合目)で最後の休憩。
やはり氷入りの広口テルモスは強い味方です(^^ゞ

途中オニヤンマ

午後1時下山。登山者名簿にその旨書いておきます。

これから登るという方もいましたが
暑くて大変だったかもしれません。
このあと五葉温泉へ。

三陸海岸初の天然温泉だそうです。
2時間500円、10:00~20:00(6~9月は21:00まで)
この後は大船渡へ出て海の幸を戴く予定でしたが
大船渡三陸道路に入ってしまいました。
地震の被害の大きかった大船渡や陸前高田をまわって
ガソリン入れたり食事したりと考えていたのですが
やむなくそのまま釜石へ。
ところがガソリンは入れられたものの
食事は中途半端な時間になったためどこも休憩中。
またしても海鮮物が食べられません。
お店によって違うのかもしれませんが
観光協会のようなところで聞いたら
大体15時には閉まり、17時から夜の営業!
しばらく待つことにしましたが時間がありすぎるので
結局一番近いファミレスへ^^;
もっと明るい時間に通りたかった三陸海岸ですが、
結局夕暮れになってしまいました。
それでも二年前の惨状をこうして目の前に見て、
言葉を無くしました・・・


積み上げられた廃材

壊れたままの防波堤

これでも随分整頓されてきているのが分かりましたが
かつての状態はいかばかりかと、当時のテレビ映像を
思い出してしまいました。
この日は道の駅みやこに泊まることにしました。

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行って見たくなりました。
今年は7月に岩手山に行ってきましたが、その後
東北は天気が思わしくなかったようで・・・
雨の日が多い今年の夏だったような気がします。
五葉山、とても素晴らしい山でした。
お奨めの山ですよ(^^♪
7月は天気が不安定だったのですね。
岩手山は大丈夫でしたか?
私たちも出かける時大雨でどうなるかと思いました。
予報は大きくかわらず天気には恵まれましたが
毎回すっきりした展望でなく、今年の気象状況は
いつもと違うということでした。
片や水不足で大変ですし、降る所は集中して
うまくいかないものですね。
これならツツジや石楠花の季節でなくてもいいですね。
レポで登山道の様子も良く分かったので助かります。
いつか登りに行きま~す!(^-^)ゞ
朝の風は爽やかで、ラッキーだったかもしれませんが
まさかこの時期に、こんなに爽快な山歩きができるとは思いませんでした。
危険なところはありませんので、帰省の折にでも楽しんできてくださいね。
近ければ何回でも行きたい山の一つです♪
とても気持ちよく登れた山でした。
お花の時期なら気温ももう少し低いでしょうから・・・。
とても良い山ですよ、mikkoさん達では物足りないかもしれません。
なので登山口右側の「9合目の小屋への薪ボッカ」をお勧めします、
デカザックか括りつける紐をお忘れなく(笑)