綿あめプーさん&あるび

綿飴ぷーさんの「けやきの会」(長岡市にある障がい者関連団体)と白馬山麓の実家の話題&アルビッレクスサポ日記

根っからの電力マンだった爺

2011年04月06日 | ぷーさんのつぶやき
ぷー爺は電力マンでした。



 梅雨前線の活動が活発になった1995年7月11日、新潟県上越地方、長野県北信地方、富山県東部地域、に集中豪雨が発生。
一級河川姫川、関川、黒部川周辺で被害を出した。
死者2名、家屋の全半壊39戸と地域住民の直接的被害は少なかったが、10,000人以上が避難。道路や鉄道のインフラが復旧するのに数年を要する被害を出した。

姫川が大氾濫。支流や付近の山腹斜面では、土石流や地すべりが多数発生し、死者・行方不明者は生じなかったものの国道148号は、姫川の河床上昇に伴う氾濫でスノーシェッドが転覆、県境の国界橋は土石流で流出し機能を失いました。
また、大糸線も斜面崩壊や土石流により各地で寸断され、交通手段を失った私の故郷、糸魚川市平岩地区の住民500人以上がヘリコプターにより救出される事態となりました。

私の祖父母もヘリコプターで糸魚川市街地まで救出され、3ヶ月ほどは長岡で生活しました。

このときに父(ぷー爺)は孤立し、電話連絡もつかない現地に母とともに踏みとどまりました。

1週間後、知り合いから、東北電力の社内電話が使えるということを聞き、長岡支店に伺って、大所川発電所にいた父と電話で話をしました。

「おれがいれば、発電所から付近の集落へ電気を送り続けることができる。自給自足覚悟で、かなりの人たちが残っているから、電気がなくなったら生活が困る。ここでおれが避難するわけにはいかない。ガスはプロパンだし、水道は井戸が大丈夫で、簡易水道も仮設で水の問題は無い。すまんが爺さん婆さんは道路が通じるまで1,2ヶ月面倒みてくれ」

当時、父は定年退職した後でしたが、インフラを守ろうとする電力マンの責任感に感動しました。

計画停電は最後の手段です。

批判されている東京電力も、東北電力も現場では全力で事態の収拾と電気供給にあたっていると思います。

彼らを批判するのは後回しにして、今は計画停電を回避するために皆で力をあわせることが大切だと思います。
少なくとも新潟県人は、それができる方々であることを信じています。







ピークカット15%大作戦!(13日にトライアル)

2011年04月06日 | ぷーさんのつぶやき
ここのところ関東の計画停電が回避されてますが、テレビで何度も紹介されたように、先月は大変だったそうです。

某食品メーカーさん
「3時間だけと思ったら大間違い。その後ラインを立ち上げるまでに一度機械の洗浄が必要で、これが1時間から2時間かかる。再度運転したら終業時間くるからまた洗浄に入る。
8分の3ではなく、8分の4から8分の5、半分以上稼働できない状況になる。」

某スーパーさん
「停電になってから閉店ではなく、30分前には閉店して準備しなきゃいけない。通電しても魚や肉や冷凍食品並べるのにどうしても30分以上はかかる。3時間停電は4時間以上のロスタイムになる。1日に2回あった時にはほぼ休業状態になった。」

某息子さん(学生)「・・・アパートでじっと寝てるしかなかった・・・」

被災地は被害が甚大だった上に原発問題で未だに本格的な復興に入れない状態だと思います。
原発の放射能汚染問題の先が見えても、長期化することが免れません。

その期間、被災しなかった他の地方が「へばって」は駄目なのです。

以前よりも、東北の被災地の分、被災された方々の分、亡くなった方々の分まで元気にがんばらなければ日本は沈みます。

そのために、最大限の努力で生活や事業活動を維持継続しながら、電力の需要が供給を上回る部分をカットし、停電が起きないようにする必要があります。



新潟県では夏場に備えて「ピークカット15%大作戦」というのを実施します。



●実施予定日時
第1回 平成23年4月13日(水)午後5時~午後7時
第2回 平成23年4月27日(水)午後6時~午後8時

東北電力管内はみんなの努力で、節電だけで乗り切れるようにしましょう!
目標をもって取り組めば可能な15%です。

東京電力のような強制計画停電は、ダメージがはかりしれません。

企業はもちろん、県民一丸となって計画停電を回避し、全力で被災地をバックアップしましょう。