ぷー爺は電力マンでした。
梅雨前線の活動が活発になった1995年7月11日、新潟県上越地方、長野県北信地方、富山県東部地域、に集中豪雨が発生。
一級河川姫川、関川、黒部川周辺で被害を出した。
死者2名、家屋の全半壊39戸と地域住民の直接的被害は少なかったが、10,000人以上が避難。道路や鉄道のインフラが復旧するのに数年を要する被害を出した。
姫川が大氾濫。支流や付近の山腹斜面では、土石流や地すべりが多数発生し、死者・行方不明者は生じなかったものの国道148号は、姫川の河床上昇に伴う氾濫でスノーシェッドが転覆、県境の国界橋は土石流で流出し機能を失いました。
また、大糸線も斜面崩壊や土石流により各地で寸断され、交通手段を失った私の故郷、糸魚川市平岩地区の住民500人以上がヘリコプターにより救出される事態となりました。
私の祖父母もヘリコプターで糸魚川市街地まで救出され、3ヶ月ほどは長岡で生活しました。
このときに父(ぷー爺)は孤立し、電話連絡もつかない現地に母とともに踏みとどまりました。
1週間後、知り合いから、東北電力の社内電話が使えるということを聞き、長岡支店に伺って、大所川発電所にいた父と電話で話をしました。
「おれがいれば、発電所から付近の集落へ電気を送り続けることができる。自給自足覚悟で、かなりの人たちが残っているから、電気がなくなったら生活が困る。ここでおれが避難するわけにはいかない。ガスはプロパンだし、水道は井戸が大丈夫で、簡易水道も仮設で水の問題は無い。すまんが爺さん婆さんは道路が通じるまで1,2ヶ月面倒みてくれ」
当時、父は定年退職した後でしたが、インフラを守ろうとする電力マンの責任感に感動しました。
計画停電は最後の手段です。
批判されている東京電力も、東北電力も現場では全力で事態の収拾と電気供給にあたっていると思います。
彼らを批判するのは後回しにして、今は計画停電を回避するために皆で力をあわせることが大切だと思います。
少なくとも新潟県人は、それができる方々であることを信じています。
梅雨前線の活動が活発になった1995年7月11日、新潟県上越地方、長野県北信地方、富山県東部地域、に集中豪雨が発生。
一級河川姫川、関川、黒部川周辺で被害を出した。
死者2名、家屋の全半壊39戸と地域住民の直接的被害は少なかったが、10,000人以上が避難。道路や鉄道のインフラが復旧するのに数年を要する被害を出した。
姫川が大氾濫。支流や付近の山腹斜面では、土石流や地すべりが多数発生し、死者・行方不明者は生じなかったものの国道148号は、姫川の河床上昇に伴う氾濫でスノーシェッドが転覆、県境の国界橋は土石流で流出し機能を失いました。
また、大糸線も斜面崩壊や土石流により各地で寸断され、交通手段を失った私の故郷、糸魚川市平岩地区の住民500人以上がヘリコプターにより救出される事態となりました。
私の祖父母もヘリコプターで糸魚川市街地まで救出され、3ヶ月ほどは長岡で生活しました。
このときに父(ぷー爺)は孤立し、電話連絡もつかない現地に母とともに踏みとどまりました。
1週間後、知り合いから、東北電力の社内電話が使えるということを聞き、長岡支店に伺って、大所川発電所にいた父と電話で話をしました。
「おれがいれば、発電所から付近の集落へ電気を送り続けることができる。自給自足覚悟で、かなりの人たちが残っているから、電気がなくなったら生活が困る。ここでおれが避難するわけにはいかない。ガスはプロパンだし、水道は井戸が大丈夫で、簡易水道も仮設で水の問題は無い。すまんが爺さん婆さんは道路が通じるまで1,2ヶ月面倒みてくれ」
当時、父は定年退職した後でしたが、インフラを守ろうとする電力マンの責任感に感動しました。
計画停電は最後の手段です。
批判されている東京電力も、東北電力も現場では全力で事態の収拾と電気供給にあたっていると思います。
彼らを批判するのは後回しにして、今は計画停電を回避するために皆で力をあわせることが大切だと思います。
少なくとも新潟県人は、それができる方々であることを信じています。