綿あめプーさん&あるび

綿飴ぷーさんの「けやきの会」(長岡市にある障がい者関連団体)と白馬山麓の実家の話題&アルビッレクスサポ日記

震災復興の中で(ある方の年賀状から)

2012年01月03日 | ぷーさんのつぶやき
レジさんのレポートを読んで涙が止まりませんでした。
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濡れたような髪、汗とほこりの臭い。一見して沿岸の被災者の方だとわかりました。

カゴの中には食料と幾つかの生活用品。

合計金額を伝えると、申し訳なさそうにカバンから取り出したのは小銭でした。

錆や汚れのついた5円玉、十円玉、白く腐蝕した一円玉。

それは海水に浸かったお金だったのです。

どんな想いで掻き集め、数え、束ねてきたのか・・・

こぼれそうな涙を懸命に堪えながら、お客様と一緒に、一枚一枚そのお金を数えました。

「お金はいらないから、必要なものだけ持っていってください」

そう叫びたい気持ちでいっぱいでした。

そんな歯がゆさを抱えながら、レジを去るその方の背中に深く頭を下げたのです。

(概要記載)