コードが臭い

ホームセンターでショッピング中。
ポスター見ながらおやじが言った。

おやじ「コードがくさい。か、そうだよなあ。ゴム臭いよなあ」
私「はあ。昔と違って、コードは無臭だろ。
ていうか、コードって何だよ。家電の電源コードか。」
おやじ「業務用の太い電源コードだと思う。ありゃ、絶電用にゴムが巻いてあってな。
新品の時は、結構、臭うんだ。」
私「まっ。どうでもいいけど。」
おやじがポスターのそばを通り過ぎようとして
おやじ「あれれ。コードがジャマくさい。と書いてあったのか。なんだ。」

春の雪

満開の桜を見ていると、白いものがちらついてきた。

A「桜も散り時を知っているね」
B「良寛和尚の『散る桜 残る桜も 散る桜』という辞世の句を思い出すね。」
A「さすが、風流だね。」
B「それほどでも、それにしても、桜の花びらにしては、ぼてぼてと落ちてくるね。
それに冷たくないかい。」
A「これは、雪じゃないか」
B「そうだ、季節外れの雪だ」
A「そうだ、桜アイスにしよう」

ブランドの力

さまざまの事おもひ出す桜かな (芭蕉)
を読んで、

Ａ「さまざまの事おもひ出す桜かな」
Ｂ「平凡な句だなあ」
Ａ「芭蕉の有名な句だよ」
Ｂ「芭蕉らしい深みのある句だよ」
Ａ「なんだよ。勝手なもんだなあ」
Ｂ「芭蕉だろう。さすが、平凡な表現が想像を掻き立てる。」
Ａ「ちぇっ」

講座or口座

友からメールが届いた
友メール「最近、ファイナンスの通信口座を始めた。。。」

私「ネット口座？FXを始めたのかな？」

私メール「株は危ないから、やめたほうがいいよ」

友「何、言ってるのかなあ」

友メール「株なんかやってないよ」

私メール「口座を始めたって。。。」

友メール「ファイナンスプランナの資格の通信講座を始めたんだよ」

私メール「講座の変換ミスか。びっくりした」

おやじの眉毛

洗面所の鏡とにらめっこしている
夫「ウェーブが決まらないなあ」
妻「こだわるほど本数があるの？」

夫「いちおうこだわりがあるんだ」
妻「あきらめなよ」

夫「一本でもあるかぎり、こだわるのがおしゃれだぜ」
妻「私なら、潔く、ウィッグにするね」

夫「ウィッグ？眉毛の形にこだわってるんだよ」
妻「えっ...」

筋トレ地獄

妻「また、テレビでやってるよ。1日5分でやせる筋トレ」
夫「先週はゼロトレだったね。」

妻「うん、ダイエットもあったね。」
夫「体幹リセットもあったね。」

妻「1日5分がいくつもあって、キリがないね。」
夫「合計、3時間くらいになるんじゃない」

妻「それじゃ。全部をまじめにやったら、絶対に効果があるね。」
夫「ひとつでもやらなきゃだめでしょ」

いつまでも新婚

夫「ただいま」
妻「おかえりなさい」

夫「ああ、疲れた。先に風呂に入る」
妻「湧いてるわよ」

妻「お背中流しましょうか」
夫「バカにするなよ。いつまでも子供じゃないよ」

妻「へ～、いつまでもおっぱいねだってくるくせに」
夫「それは～」

焼き芋

テーブルにおいしそうな焼き芋がある
夫「ねえ、これ焼き芋だろ。いい？」
妻「どうぞ。よくできているでしょ」

夫「おいしそうだね」
妻「いい、色合いでしょ」

夫「食べていい？」
妻「えっ」

夫「硬いよ！！」
妻「だって、それ、消しゴムだよ」

こちらをじっと見る男

夜、電車の中、外を窓越しの見ている。
ゆうじ「はあ、疲れたなあ」

ゆうじ「夜景がきれいだなあ」

ゆうじ「時々、誰かの視線を感じるんだけど」

ゆうじ「なあんだ。窓に映った自分の顔か」

駆け込み乗車

発車寸前の電車に飛び乗った。
たかし「ああ、間に合った」
社内アナウンス「事後の原因になりますから、駆け込み乗車はおやめください」

電車が動き出す。
たかし「つ、つ、つり革、つり革」

たかし「あっ、あった」

女性客「きゃー、痴漢！！なんで、私のコートのベルトを引っ張るの」
たかし「えっ、間違えました」