旅人は待てよ
このかすかな泉に
舌を濡らす前に
考えよ人生の旅人
汝もまた岩間からしみ出た水霊にすぎない
西脇順三郎「旅人かへらず」
西脇には、三つの顔があった。英文学者と詩人、そして絵を描く人。
新潟県小千谷市内には、西脇順三郎の名前と、西脇の詩があふれている。
市内を東西にわけて、信濃川が流れる。川にかかる旭橋の四隅の御影石に、県立小千谷高と小千谷西高の校歌が刻んである。ともに、西脇がつくった校歌だ。
故郷に自分の言葉を刻めるなんて、何と贅沢なことでしょう。
誰のためでもなく、人知れず、自分の心境を詩に綴ってみるのもいいでしょう。
このかすかな泉に
舌を濡らす前に
考えよ人生の旅人
汝もまた岩間からしみ出た水霊にすぎない
西脇順三郎「旅人かへらず」
西脇には、三つの顔があった。英文学者と詩人、そして絵を描く人。
新潟県小千谷市内には、西脇順三郎の名前と、西脇の詩があふれている。
市内を東西にわけて、信濃川が流れる。川にかかる旭橋の四隅の御影石に、県立小千谷高と小千谷西高の校歌が刻んである。ともに、西脇がつくった校歌だ。
故郷に自分の言葉を刻めるなんて、何と贅沢なことでしょう。
誰のためでもなく、人知れず、自分の心境を詩に綴ってみるのもいいでしょう。