逃げない。でも、思いつめない。

自ら借金地獄から生還した著者の文庫版。
実践的で、良心的な内容で、もしものために、一家に一冊置いておくとよいのでは。

■著者の主張
借金自殺をなくしたい、死ぬまで思い詰めなくても、解決のための選択肢はいくらでもある。
金の問題なんて命を賭けるほどの価値はない。
命を賭けるなら金よりもっと大事なもののために賭けろ。

■借金を減らすキーワード
出資法、不法原因給付、利息制限法、特定調停

■人生を立て直す心構え
１．「借りた金を返す」と「利息を払う」を区別しなさい
２．「借りた自分にも責任がある」と肝に銘じなさい
３．つらいときほど、うまいものを食べて、心に余裕を持ちなさい
４．最終的には「自力」で乗り越えなさい

借金は知識と知恵と行動力で片付けられる。
自己破産は最終手段。
夜逃げは最悪。

■借金と向きあう心構え
１．借金した相手に感謝する
２．債権者に「申し訳ない」という気持ちを表す
３．「返したい」という気持ちを伝える
４．「今は返す金がない」こともはっきり伝える
５．けっして逃げない
６．自分の生活を立て直したいという強い意志を持つ
７．他力本願にならずに自分の頭と体を使う
８．何でも紙に書く(数字にする。証拠を残す。)
９．現状を家族や連帯保証人に隠さない
１０．お金は容易に支払わない
１１．約束は慎重に
１２．決して無理をしない。逃げる時は逃げる

猫次郎が教える借金にケリをつける法―借りたカネで死ぬことなんかない! サンマーク出版 このアイテムの詳細を見る

逆算思考で見積もる

昨日で４８歳になりました。
まだまだ若いつもりでも肉体的な衰えは日々実感しています。
いつまでもノホホンとしていないようにできているのだなと思います。

「一年の計は元旦にあり」といいますが、漠然と将来の計画を立てるのはやめて、逆算思考で、いつまでに何をするから、今日は何をするという線表を具体的にたてようと思う。