蟋蟀(コオロギ)

【蟋蟀(コオロギ)】蟋蟀の　鳴き止むころに　大いびき

子供のころ、キュウリでコオロギを育てました。
どこでどうやって、捕まえたのか覚えていません。
田舎育ちだから、どこでも簡単にコオロギを捕まえられたのでしょう。
コオロギの鳴き声に耳を傾ける余裕もなく、一晩中鳴き続けて、いつかは鳴き止むだろうのに、こちらは根負けして寝落ちして、大いびきをかいている。

#kigo #俳句

薄(ススキ)

【薄(ススキ)】束ねたら　かぶりたくなる　薄かな

ススキを感じで薄と書くと知りました。
私の髪の本数より薄のほうが多いようなきがしますが、
ススキを束ねて、頭にでもかぶりましょうか。

#kigo #俳句

秋の日

【秋の日】秋の日や　夕日見ぬ間に　隠れけり

秋の夕方はつるべ落としと言います。
すとんと落ちるようにすぐ日が暮れるからね。
秋の夕焼けって見る暇ないよね。

#kigo #俳句

彼岸花

【彼岸花】土手覆う　赤毛のカール　彼岸花

秋と言えば、そこあそこに咲く彼岸花。
赤く、カールした放射状の細い花びらが印象深いお花ですよね。
カールと言えば、娘が幼いころは髪が天パーでくるくるしていて、かわいかったなあ。

#kigo #俳句

木犀

【木犀】木犀の　香(こう)に包まる　裏通り

近道の裏通りを抜けたら、ぷーんと匂ってくることがありますよね。
秋は金木犀です。あまりの匂いの強さにどこから匂うのか捜したくなりますよね。

#kigo #俳句

蝉時雨

【蝉時雨】蝉時雨　負けない笑い　わが師匠

わが師匠は豪快に笑います。蝉の声なんて比べ物になりません。
#kigo #俳句

初冠雪

【初冠雪】富士山の　初冠雪に　無反応

9月28日富士山の初冠雪だった。
通勤途上でそれがくっきり見えました。
しかし、月曜日の朝で、ボーとした私は
何の感動もなく一瞥しただけだった。
その後、あの景色は初冠雪と知り、
翌日も翌々日も写真を撮ろうとしたが、曇りで見えなかった。
出会いは一期一会ですね。瞬間を大切に。

#kigo #俳句

蜩

【蜩】蜩の　夕をいざなう　リズムかな

蜩(ひぐらし)の鳴き声の独特のリズムは、
夕方のもの悲しさを誘います。
妹が赤ちゃんのころ夕方になるとわけもなく泣いていたなあ。

#kigo #俳句

蜩

【蜩】蜩や　光と陰で　夜誘う


蜩(ひぐらし)の鳴き声はもの悲しく、夕日がゆらゆら揺れる感じがして、
日が暮れる時間に相応しい。泣きたくなるよね。

#kigo #俳句  

西瓜

【西瓜】種飛ばす　縁側ほしい　西瓜かな

夏はスイカですね。
今年は、児玉スイカを４回くらい買ったかなあ。
種の出し方が下手になって、何個か食べてしまいました。
スイカの種は、縁側から庭に飛ばしたいですね。

#kigo #俳句