山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

キッズミュージカル「かぐや姫」【2】

2011-10-02 23:56:01 | ワークショップ
昨年につづき、第2回目の公民館講座「こども劇を作る」。いよいよ10月1日より始まった。
劇団より座長、サキ、コータ、KAREN、私も加わり16名、それに親御さんも見てくれているので会場は和やかな雰囲気だ。
劇団では大阪公演に向かっての稽古も盛り上がっており、昼・夜の稽古漬けになった。

■10月1日(土)







この日は顔合わせと台本読み。配役の選考をする。じっくり子どもたちの表情や性格などを眺めていたが、全体的に積極的な子どもたちが集まったもんだ。・・・小学1年生から中学1年生、打ち解けるのも早かった。
学年が違う子どもたちが集まり、同じ目標「劇を作る、発表する。」ことを経験することは、子どもたにとっても大きな財産になることだろう。
ふと思った。・・・親子で劇を作るというのはどだろう。今年は無理だが、次回に向けては提案したいものだ。
思ったことは劇団で企画実施してみるか。新しい発想も生まれつつある。

■10月2日(日)

二日目である。いきなりの配役発表!そして、歌オドリ、オープニング場面、スピードが速い。水を得た魚のようである。
単純な動作でオドリを組み立てた。なんと、新しいジャンルのダンスになるではないか。子どもたちには未知数の可能性があるもんだ。一生懸命に楽しんでいる。



二人一組(肩車で登場)にすると身長が2メートルを超えた巨人となる。みんな大喜びだった。子どもたちの感性、想像力は柔らかい。これをバネに劇は大きく広がる。



2時間1コマの講座であるが、子どもたちには集中力がある。3時間でもいけるのではないだろうか。この子どもたちが劇団に入団(ジュニア部門)してくれると、未来の演劇界は明るい。そのような邪(よこしま)な考えも浮かんでくるのだった。



両日とも、子ども劇「かぐや姫」→劇団の「KAGUYA」の稽古。キッズバージョンとアダルトバージョンを同時進行で進めることで、実は今まで気付かなかったことを発見した。
昔話は後ろを振り向いていない。未来に向けてのメッセージがある。これは、キッズだろうがアダルトだろうが共通している。
喜劇と悲劇はくっついている。感動がある。