山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

稽古はパズルゲーム

2011-10-16 23:37:33 | No.56「KAGUYA」
唐突に歌う、オドル。脈絡があるようでない。物語に「魔」がやってきたのです。
結果、「魔」が新しい物語を生み出す。魔が射すのです。
「魔」を感じるのは霊感があるなしに関係なく、公演が近づくと思いもよらぬ発想が降りてきます。出演者も異常行動が生まれます。異常や狂気が安心を生み出します。
こんな劇もある。それを大阪へ運びます。
大阪公演までカウントダウンである。
ここまで来ると演技術や台本の解釈を巡ってアレコレ悩んでいる暇はありません。もっともっと!である。

伸るか反るか。・・・以下、「新☆KAGUYA」の暗号につき意味不明のメモを列挙しまーす。天下御免のパズルゲーム。

満月の夜/竹/呪いの藁人形/骨箱/天の羽衣/天変地異による大飢饉/間引きされた少女は生きていた/出生の謎/妖怪?/いえいえ、バケモノだと母は叫ぶ/死んだ人間が生き返る筈はない/これは妄想か、ホラーか/日本昔話は謎ばかり/この世も謎が多過ぎる/鬼門は何処じゃ/彷徨う鬼火/歴史は繰り返された/千年もの長い間眠っていた魔が目を覚ます/なんて眩い闇なんだ/撃て/浮世の自分探し/撃て/自分の中の他人探し/月は黄泉?/黄泉が帰るところ?/月を見上げれば喜劇になった/腹を抱えて笑う観客席・・・

計算づくの感動なんてないだろう。だが、稽古を重ねる度に感動を発見します。まだ小さい。もっともっとである。
ぎりぎりまで、役者たちは苦しみ、そして楽しませることができるのです。