山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

旅を。

2014-04-27 13:38:20 | モノローグ【エトセトラ】
深夜、NHKドキュメント「四国、お遍路」を見て思ったのだが、私たちのような小劇場(アングラ劇)はお遍路の旅に似ている。
損得なし。ひたすら歩く。空を漂うように。そして、念じるは人々の幸。
空を切る。虚構を見る。作る、壊す、そして作る。現実と対峙するのだ。
歩く、止まる、そして飛ぶ。飛んだら落ちる。歩く、止まる、飛ぶ、落ちるを繰り返して。
演劇は修行僧の生き方に通じるように思うのである。
悩むことを是する。だからバカにもなれる。バカはパラダイスを目指す。
反面、と紙一重でもある。つまり、乞食と同じようなものだ。乞食と違うのは自覚がない。何故なら、小市民=プチブルジョアと錯覚できるからである。贅沢です。
錯覚する理由は少数派であるが故のブンカ人、芸術家とも言われるところに堕落してしまうからである。無能がはじまる。
無能はここから出て行きたいと思う。演劇を辞めて農民になりたいと頻繁に思うのである。
最後の力を振り絞って公演に臨んでいる。最後の力が35年続いた。最初から最後だと思い続けてきたのだった。
只今、旅公演も計画・交渉に入りました。発表は5月公演が終わってから来年の5月まで。
熊本公演「透明人間」シリーズは虫に例えると「幼虫」であると位置付けた。
寄ってたかって陽気なバケモノたちが現れる。

透明人間公演ご案内】
【時】5月16日(金)・17日(土)両日共19時開演
【場】法泉寺本堂 熊本市中央区九品寺1-6-17安巳橋際(地図
前売りチケット絶賛発売中 yumesajiki@ybb.ne.jp

【劇団夢桟敷 創立35周年記念パーティー
【時】7月13日(日)14:00-17:00
【会場】フェリシア(地図 熊本市中央区水道町1-19ヴィラージュビル2F
【お申込み・お問合せ】yumesajiki@ybb.ne.jp