東京都 【神宮外苑の銀杏並木】 2009年11月

いつもの年は紅葉なんぞあまり気にしたことはありませんが、今年は幾つかの場所で紅葉を見ることになりました。
先日の新聞上で「神宮外苑の銀杏並木の紅葉」の写真が掲載されていましたので
混雑を覚悟で出かけて見ました。

■紅葉の季節で日曜ですから当然ですが、並木通りの入り口付近から既に人の波です。　
それに「いちょう祭り」が11月中旬から12月上旬に開かれていますからなおさらです。

銀杏並木は枯葉と未だ残る緑の葉とが混ざり合っているので、それが返ってとても活き活きとした光景に見える様です。







■路上に厚く重なる枯葉が黄金の絨毯のようにして路上を敷きつめています。




■銀杏並木とそれを狩る人並み。遠くに絵画館が小さく見えます。




■「いちょう祭り」の為に一層の混雑です。会場に並んだ数々の飲食の露店やそれを買い食いする人たちで。
露店の野師達には掻きいれ時でしょう。
この不景気ですから、この銀杏は経済効果としても少しは役になっているのかも知れません。　

もっともこの人ごみの中で観る銀杏並木は心情的にはあまりいただけません。　
ずいぶんと昔に、白金通りの銀杏並木を夜半に歩いたことがあります。
ひと気の無い路上の両側の銀杏並木の中天に架かる青い月影のなかに舞い散る無数の黄金の葉と、凍てついた敷石に乾いた音を立てる枯葉の風景は、この銀杏並木の何倍も美しく心象深いものです。