政治評論家である小林吉弥氏の書いた「田中角栄名言集~仕事と人生の極意~(幻冬舎新書)」を読了しました。
最近、郷土・新潟(っていうか旧・新潟3区)が生んだ政治家・田中角栄について、いろいろな角度からもう一度知りたいと思うようになって(批判的な意味も含めてね)、関連する本を図書館から借りて不定期に読むようになりました。今まで読んだ本も紹介しますね。
今日紹介する本「田中角栄名言集~仕事と人生の極意~」も、そんな角栄本の中の1冊です。今回も図書館から借りました。
田中角栄とその関係者を取材してきた、著者の小林吉弥氏による様々なエピソードと名言の数々を知り、人間平等主義など、彼の幼少期からの人生経験全てがその卓越した人心掌握術として結実していることがよく分かりました。まぁ「今の時代なら、これはNGだよな…」というようなエピソードもないわけではありませんでしたが、田中角栄の人間的魅力や骨太かつ繊細な生き方は、ボク自身も大いに参考になりました。ボクの心に残った角栄さんの名言を、ちょっとだけ紹介しますね。
●「自分の言葉」で話すことだ。借りものは一発で見抜かれる。
●男が恥を忍んで頭を下げてきたら、できるだけのことはしてやれ。
●名前はフルネームで覚えよ。相手の信頼感が変わってくる。
●世の中は白と黒ばかりではない。「真理は常に中間にあり」だ。
う~ん。なるほどね。そうだよね。ただもうボクはこの年になると、人の名前はフルネームどころか苗字だけでも覚えられません。(苦笑)