タケ・タケ・エヴリバディ!

当ブログは「竹林や自然と共に生きる」をメインテーマに、管理人の田舎暮らしの様子をお届けします。

「大名倒産」を見ました!

2023年07月10日 | 読みました!見ました!

この週末にTジョイ長岡で、映画「大名倒産」を見ました。土日なのにアルビの試合がなく(神戸戦は金曜でしたからね)、いつもは土日のどちらかに入るアルバイトもお休み。ぽっかり空いた休日の午後に「映画でも見るか?」って話になって、ボクは「今なら”インディー・ジョーンズと運命のダイヤル”かな?」って思ったんですが、女房が「絶対に”大名倒産”でしょ!」って強く主張。「こういう場合は女房に従っておいた方が家庭内の平和を維持できる」ってとっくに学習済みのボクは、「いいねぇ!見たかったんだよ!」と即決でした。

この映画、今をときめくNHK朝ドラ「らんまん」の主人公を演じる神木隆之介と、数年前の朝ドラ「おちょやん」の主人公を演じた杉咲花が共演する、時代劇バラエティです。ストーリーは…

越後・丹⽣⼭藩の鮭役⼈の⼦、間垣⼩四郎(神⽊隆之介)は、お⼈よし過ぎて商売上⼿とは⾔えないが、皆に愛され平和に暮らしていた。そんなある⽇、⼤勢の役⼈たちが家にやってくる。驚く⼩四郎に⽗・作兵衛(⼩⽇向⽂世)が衝撃の事実を告げる。なんと彼は、<松平>⼩四郎――徳川家康の⾎を引く、丹⽣⼭藩主の跡継ぎだったのだ! さらに、実の⽗・⼀狐斎(佐藤浩市)は⼩四郎に国を任せ、さっさと隠居。庶⺠から殿様へと突然、幸運を⼿にしたかのように⾒えた…のもつかの間、実は丹⽣⼭藩は25万両(およそ100億円)もの借⾦を抱えるワケあり藩!困り果てる⼩四郎に、⼀狐斎は「⼤名倒産」を命じる。返済⽇に藩の倒産を宣⾔し、借⾦を踏み倒せば皆助かるというのだ。 しかし・・・実は⼀狐斎は、息⼦に全ての責任を押し付け、切腹させるつもりだった! ⼩四郎に残された道は、100億返済か切腹のみ!⼈⽣最⼤のトラブルに巻き込まれた若きプリンス、⼀体どうする――!?

…って、こんな話です。原作は浅田次郎ね。

そしてこの映画の舞台になっている丹生山(にぶやま)藩は、越後3万石を治める架空の藩ですが、実は江戸時代の村上藩がモデルとなっています。実際、数年前に浅田次郎本人が村上市に滞在し、町歩きをしながら取材を重ね構想を練ったのだそうです。映画の中では、塩引き鮭の仕込みやお膳で塩引き鮭を食べるシーンなど、村上市に根付いた鮭文化に関するエピソードが随所に登場しています。

Tジョイ長岡の館内にはこんな特設展示コーナーが設置され、「大名倒産」をアピールしていました。ホンモノの村上の塩引き鮭まで展示されていましたよ。そしてなんと、劇中で登場する御膳をイメージした「お初の御膳」を、村上市内のお店で提供するという企画も行われるとか。なんか、新潟県民としてもこういう映画、そして地域を盛り上げる企画は嬉しいですね。

映画自体も面白かったですよ。髙田伸彦(プロレスラー)の演技が学芸会みたいで最初はちょっと退いたけど、それも次第に「こういう登場人物なんだな」「いい味出してるじゃん!」って思えるほど、痛快なストリーに引き込まれていきました。エンドロールの演出も楽しかったです。神木隆之介、いいね。でも、彼には悪役は演じられないかもね。

さぁ今週の「らんまん」も楽しみです。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする