「節分の日に恵方巻を食べる」っていう習慣は、いったいいつの頃から日本の文化になったんですかね?昭和33(1958)年生まれのボクが子どもの頃は、少なくとも新潟県にはそんな文化はなかったように記憶しています。それが今では「節分にはスーパーで海苔巻が大売れ!」という文化が、ボクたちの生活に定着してきました。まぁ「バレンタインデーのチョコレート」と同じ商魂の香りは感じますね。まぁそれはそれでいいのではないかと思っていますが。
で、わが家でも今年は2月2日の「節分」に「海鮮恵方巻(海苔巻)を食べるか?」ってことになったのですが、いろいろ調べたらあらまぁ高いこと。で、ボクは妻に宣言したのですよ。「今年は、ボクが太巻き寿司を作る!」ってね。
ボクら新潟県民(長岡市民?)にとって、「太巻き寿司」と言ったら「クルミの太巻き」です。甘塩っぱく味付けしたクルミを具にした海苔巻きは、長岡育ちのボクにとっては「オフクロの味」っていうか「ばあちゃんの味」なんですよ。わが家では久しく「自家製のクルミ太巻き」は食べていないけど(スーパー「原信」のは食べています)、「よーし!自分で作っちゃうぞ!」ってノッてきましたよ。時間はたっぷりあります。
なんたってわが家には、昨年の秋に収穫した「鬼胡桃(オニグルミ)」もたくさんありますからね。収穫してから3か月。ようやくこの日がやってきましたよ。昨年の「クルミの収穫」については、こちら↙の記事を参照してください。
はい。まずはクルミの備蓄庫(笑:それほど大袈裟ではない)から、太巻づくりのための原材料をもってきました。
これを専用の「くるみ割り器」で割っていきます。この「くるみ割り器」、新潟県の三条市のメーカーで作れたスグレモノです。
はい。無事にクルミの硬い殻を真っ二つに割ることができました。たまに失敗して、殻の破片が辺りに飛び散るので、後で掃除機をかけました。
これをほじって、クルミの実を取り出します。これってけっこう大変な作業ですが(特に目が疲れます)、スポっと実がきれいに取れた時には何とも言えない満足感を得ることができます。
はい。無事にボウル一杯のクルミをほじり終えました。これをフライパンで空煎りします。香ばしいいい香りがキッチンに漂い始めましたよ。
これに、「砂糖」「醤油」「酒」「みりん」を混ぜて、太巻の具を作ります。
はい。いい感じに出来上がりました。冷めると固くなりますから、ちょっと水分を残すくらいの煮詰め方で完成です。
こちらは炊いたご飯に「酢」を混ぜて、「酢飯」を作ります。今回ボクは、「カンタン酢(ミツカン)」を使いました。
クルミと一緒に巻く「卵焼き」と「キュウリ」も準備完了です。さぁ!いよいよ海苔で巻きますぜ!
「まぁこんな感じかな?」ってことで、海苔の上に酢飯を敷いて具材を載せ、巻いていきます。最初はちょっとご飯が厚すぎましたが、だんだん加減がわかってきました。
まぁ器量は悪いけど、こんなモンでしょ?これを輪切りにして出来上がりなんですが、「出来上がり」の画像はありません。ちょっとインスタ映えしない(=見た目が悪い)んでね。でも、味はとても美味しかったです。要は「海苔巻きの仕方」に熟練の技が必要だってことです。だんだん「巻き方のコツ」もわかってきたので、次回はもう少し見映えがいいように巻きたいと思います。来月にもう一度リベンジしたいと思います。