先日公開された話題の映画、「四月になれば彼女は」を見てきました。佐藤健、長澤まさみ、森七菜、仲野太賀ら、豪華俳優陣が出演するちょっと異色のラブストーリーです。あらすじはこんな感じ。
精神科医の藤代(佐藤健)のもとに、かつての恋人である春(森七菜)から手紙が届く。「天空の鏡」と呼ばれるボリビアのウユニ塩湖から出されたその手紙には、10年前の初恋の記憶がつづられていた。その後も春は、プラハやアイスランドなど世界各地から手紙を送ってくる。その一方で藤代は現在の恋人・弥生(長澤まさみ)との結婚の準備を進めていたが、ある日突然、弥生は姿を消してしまう。春はなぜ手紙を送ってきたのか、そして弥生はどこへ消えたのか、ふたつの謎はやがてつながっていく。
まぁこんな感じです。ボリビアのウユニ塩湖の白い世界、東欧プラハの町並み、アイスランド・レイキャビックの美しい海岸など、海外の美しい映像も交えたこの映画は、とても綺麗でした。ラストの藤井風の音楽もよかったな。
映画の中での弥生(長澤まさみ)がつぶやく「愛を終わらせない方法、それはなんでしょう?」というセリフが、この映画のテーマにつながるのかな?ボク自身の答を考えながら、ずっと映画を見ていました。まぁいろいろ考えさせられて面白かったけど、突っ込みどころも多い映画でしたね。
●春(森七菜)の父親役の竹野内豊はいったいどうなった?
●仲野太賀、太ったんじゃね?ともさかりえ、整形した?
●佐藤健も病んでいる!竹野内豊も病んでいる!長澤まさみも病んでいる!みんな病んでいるんだな、この映画。
●やっぱり不可解で理解できない弥生(長澤まさみ)の行動
●4月生まれなのに「弥生」って名前、変じゃね?
●待ち合わせて一緒に朝日を見に行く写真部員の3人。バイクの2人と自転車の1人、一緒に行けるわけないんじゃない?
●海に浸かって抱き合った2人が、乾いた服でバスに乗って帰るってどうして?
あっ「愛を終わらせない方法、それはなんでしょう?」という問いに、弥生(長澤まさみ)は「それ(愛)を手に入れないこと」って禅問答のように答えていたけど、ボク自身は「絶え間ない変化と刺激だ」と思いながら映画を見ていました。皆さんはいかが?
残念ながらS&Gの「四月になれば彼女は」は映画には登場しません。ですが、もちろんこの曲を意識して原作や映画は作られたものと思われます。ボクが中学3年の時に初めて買った洋楽のLPが、S&Gでした。コンドルが飛んでいく、サウンド・オブ・サイレンス、明日に架ける橋、スカボロフェア、冬の散歩道、セシリア、ボクサー、ミセス・ロビンソン、アイ・アム・ア・ロック、水曜の朝午前3時、59番街橋の歌、アメリカなどなど、胸ときめかせたり、ギターで練習した日々が懐かしいです。