タケ・タケ・エヴリバディ!

当ブログは「竹林や自然と共に生きる」をメインテーマに、管理人の田舎暮らしの様子をお届けします。

ぼうしパン

2024年12月02日 | 食いしん坊バンザイ

スーパーに買物に出かけた妻が、興奮して帰ってきました。「すごく懐かしいものを見つけちゃった!」ってことで、買ってきたのがこれです。

その名は「ぼうしパン」。「なんじゃ?そりゃ?」と訝しむボクに、妻は興奮して幼少期の思い出を伝えます。「これ、子どもの頃に食べていたのよ!」「お母さんが買ってきてくれたの!」「何十年ぶりかしら?」「まだあったのね!」

はい。中身はこんなパンなんですよ。まさに「帽子」です。この「ぼうしパン」のパッケージを見ると、「ぼうしパンは高知うまれの名物パンです」「高知県製パン共同組合」の文字がありました。

以前に「いびしない愛」の記事でも紹介しましたが、ボクの妻は愛媛県の出身。愛媛県といっても県都・松山からは遥か遠く、高知県との県境にある辺鄙な地域なんですよ。その生活様式や文化は、愛媛県というよりも高知県、「伊予」よりも「土佐」なんですよ。

妻によれば、この「ぼうしパン」は子どもの頃によく母親に買ってもらって食べていたとのこと。でも、この大きさですのでね。妻は帽子のツバの部分の甘くて美味しいところだけを食べ、「お腹いっぱい、あとはお母さんにあげる」と帽子のかぶる部分は母親に食べてもらっていたそうです。

そんな懐かしい故郷の思い出「ぼうしパン」を、まさか還暦をとうに過ぎたこの年齢になって、嫁ぎ先の新潟県で食べることができるとはね。彼女もビックリしていました。ただね。ボクも半分いただきましたが、それほど美味しいパンではなかったです。でも「懐かしさ」というエッセンスが加わって、妻にとってはとても貴重な「ぼうしパン」との再会だったと思います。それにしても、なんで長岡のスーパーで「ぼうしパン」を売ってたんでしょうね?買ったのがうちの妻だけだったらどうしましょ?

それにしても「ぼうしパン」というネーミング、名付けられたのは絶対に戦後から昭和40年代頃までですよね。それ以降なら間違いなく、「UFOパン」になっていたはずだとボクは思います。

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