今回は少し目先を変えて、築地の居酒屋さんを借り切りしました。
先月の大震災と巨大津波、そして原発事故で世の中が混沌としている中、毎日の暮らしにいくらかでも明るい灯がともるよう、実施を決定いたしました。
今回は少し目先を変えて、築地の居酒屋さんを借り切りしました。
先月の大震災と巨大津波、そして原発事故で世の中が混沌としている中、毎日の暮らしにいくらかでも明るい灯がともるよう、実施を決定いたしました。
夕べ、S先輩からのアドバイスを受け、急遽、ギフチョウの探索に出かけました。
できれば8日辺りと思っていたのですが、天気予報を見ると雨マーク。蝶に雨は大敵。今日なら風は穏やかそうだし、お天気もよいと踏んだということです。
おまけに孫のうち2人が付き合ってくれるとのこと。午前6時前にピックアップして高速をひとっ走りしました。
行く手の山並みの上には真っ白な富士山が頭を出しています。目的地の登山道入口にはまだ車は1台も停まってはいません。まだ7時半ですから、一番乗りなのは当然でしょう。ギフチョウは10時ごろから活動し始めるのが普通ですから・・・。
ここはギフチョウの保護区域。期待が膨らみますが、予想に反して朝の寒かったこと。でもだんだんあたたかくなってきたのでたすかりましたがが、タハラッチは花粉症にやられたようでした。
この春ピッカピカの一年生になる女の子と、3年に進級する男の2人。2人にとってはきっときつい登りだったと思います。急斜面に40cm幅で削られた山道を辿るのですから、踏み外したら大怪我は必至。ジイタンとしてはフォローがたいへんでした。
それでも足元にスミレがいくつも可憐な姿を見せてくれます。励ましあいながら辿ると、やがて杉林。これを抜けると景色が開けてくるとS先輩が言っていたっけ。
カンアオイの葉がところどころに見られます。きっとこの辺りにもギフチョウは飛んでくるのでしょう。
でももう少しがんばってふた山ほど越えると、日当たりも見晴らしもよいテッペンに出ました。南斜面には黄色い花をつけた木が数本、見られます。ここならきっとギフチョウが浮上してくるはず。腰をすえ、3人でおにぎりを頬張りました。
黒っぽい小型の蝶が勢いよく飛んできました。ミヤマセセリです。これも春先の蝶。縄張りを持っているらしく、飛んで行ってはまた舞い戻ってきます。陽射しが暖かくなるにつれて、飛び交う数も増えているようです。
カメラをぶら下げたマニアがやってきました。タハラッチと同じくここがポイントだと見定めたのでしょう。ザックを置いて待機しています。関西の出身で、関東のギフチョウは初めての体験だとのこと。それも40年ぶり。タハラッチが出会えることになれば50数年ぶりになるはずです。
勘は大当たり。ギフチョウが飛んできました。彼と2人の子供たちはその姿を見て大喜びでしたが、タハラッチはあいにく間に合いません。すばやく姿を消してしまったようです。
でもやがてまたやってきてくれました。そして枯葉にうずまりかけている枯れ枝に止まってくれたのです。慎重に近づき、シャッターを切りました。もう少し近づけたらよかったのですがこれが限度だったかもしれません。2、3枚撮ったとき、飛び去ってしまいましたが、半世紀ぶりの大自然の中のギフチョウの姿、感激しました。