皆様こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。今朝は驚きました。6時頃に福島沖を震源とするマグニチュード7.4の地震が発生し、すぐさま津波警報が発令されています、沿岸や河川の近くの方はすぐに高い所へ避難して下さい。何事も無いように。
今回も日野原先生との健康漫談の続きです。
日野原先生:私たちが健やかに生きるコツは、古き世の賢人によって書かれています。
江戸時代に貝原益軒は、有名な「養生訓」で腹八分目と諭しています。
益軒は医師ではありませんでしたが、今日の健康科学を、素人の身でありながら勉強して、庶民の健康教育にあたった人でした。
今日の日本人に対しても、モノや食べ物の過剰な中で飽食の生活をしていることに早く気づいて、腹八分目の中庸の道をとることを私は勧めたいと思います。
徳田:先生は少食と、うかがいました。
日野原:はい。
1日に1300キロカロリー。
タンパク質は牛乳や魚、肉をよくとります。
朝はミルクコーヒーにジュースか果物、バナナくらい。
徳田:お昼はいかがでしょうか?
日野原:時間がないから、牛乳1パックとクッキー3つくらいが多いです。
夜はご飯を2/3膳と野菜たっぷり。
あとは普通にお肉でも魚でもとります。
ただ動物性の脂肪は少なくして、植物性の油と野菜を十分にとります。
パーティに行ってもサラダから食べ始めます。
今の人はご馳走を食べるでしょう。
動物性脂肪も多く、糖分も多い。
これだと60歳代で動脈硬化になってしまいます。
これは理想食ではありません。
飽食のマウスと空腹のマウスを比べると空腹のほうが長生きします。
厚生労働省のエネルギー摂取推奨量に比べると私の量は少ないですが、植物性の脂肪は若さを保つ秘訣と思ってとりました。
体重は25歳くらいのときの1割増しの体重を生涯続けるのが一番いいのです。
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