総合診療医からの健康アドバイス

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肺塞栓症の機序

2019-11-18 11:04:01 | 医療情報
 皆様こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。
 今日の沖縄は曇り時々雨。久しぶりの雨です。予想最高気温は27度ですが、湿度が高いのでムシムシしています。天気予報では、今年最後の暑さだと言ってました。そうあってほしいものです。しかし、野球のプレミア12は日本が優勝しましたね。この勢いで来年の東京オリンピックで金メダルを取ってほしいですね。頑張れ!日本。では、本題へ。



 2000年代に入って大きな地震が起きた際に、車中泊などの狭い場所で避難生活を送る被災者にこの病気が発症することはよく知られている。



 これまで日本においては頻度の低い病気と考えられていたが、生活習慣の欧米化などに伴って発症数が増加している。



 急性肺血栓塞栓症は、血栓ができやすい因子のいくつかが重なり発症する。


 これらの因子には血流停滞、血管内皮障害、血液凝固の亢進がある。


 これらをウイルヒョウの3因子という。



 血流停滞には、長期臥床、肥満、全身麻酔、下肢の麻痺、下肢ギプス包帯固定などがある。



 血管内皮障害には、各種の手術、外傷、骨折、中心静脈カテーテル留置などによる静脈の損傷がある。



 血液凝固の亢進には、悪性腫瘍、妊娠、各種手術、外傷、経口避妊薬やエストロゲン製剤などの薬物の内服、感染症などがある。

 

沖縄本島中部、東崎の海岸。対岸には「スクナムイ」が見えます。

 

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