世界的な問題となっている薬剤耐性

　皆様こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。

　いつもの気象に関する話ですが、報道によりますとどうやらラニーニャが発生しているとのこと。ラニーニャが発生すると日本付近は気温が下がるそうです。確かに、ここ沖縄も平均気温を下回る日が続いています。これからもっと寒くなりそうなので、皆様風邪などひかないようにお気を付け下さい。では、本題へ。

 

 

 

 

　薬剤耐性が世界的な重要課題になってきています。

 

 

　日本で開催された2016年のサミットにおける保健大臣級会合でもメインのテーマの一つに取り上げられました。

　WHOの推奨に従って、各国がそれぞれナショナルアクションプランを発表していますが、日本もかなり大胆なプランを発表しています。

 

 

 

 

　ナショナルアクションプランの中で最も重要として推奨されているのは、抗菌薬の使用制限です。

 

 

　感染症の治療として使用されている抗菌薬ですが、使えば使うほど薬剤耐性がひどくなるのです。

 

 

　薬の効かない細菌が世界中にどんどん広がっています。

 

 

　これからの医療では、抗菌薬の適正使用が重要となってきています。

 

 

 

 

　このような国家的なプランが成功するかどうかは、医師や医療従事者に加えて、多くの患者すなわち国民が抗菌薬の使用を制限することの重要性を理解することにかかっているといっても過言ではありません。

 

 

幻の浜

 

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