皆様こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。今日の日本列島は日本海にある低気圧の発達の影響で、日本海側を中心に大荒れの天気になりそうです。気温が上がったかと思えば、北風が急に強くなり、気温も下がるようです。体調管理が難しいですね。早く春よ来い、という感じですね。では本題へ。
アナ:両脚がむくんだとき、他にはどのような原因がありますか?
医師:現代の生活で、以前はなかったような原因からのむくみも起きています。
むくみ、つまり「浮腫」というのは体の中で細胞の外で、かつ血管の外のスペースに水がたまってしまった状態です。
ところが今、水がたまっているわけではないけれども浮腫のようにみえる状態があります。
脂肪浮腫といって、病的な肥満によって、脂肪で脚がふくらんでしまっているものです。
脚がむくんでいるときは足首から先の、足の甲もむくみますが、脂肪浮腫では、足首から先はむくみません。
また、むくみがあるけれども原因がわからないという場合を特発性浮腫といいますが、その中には、利尿剤の誤った使い方によるものがあります。
本来は処方箋がなければ入手できないある種の利尿剤を、インターネットで購入して、ダイエットのために乱用しているということがあるのです。
そうした薬を飲み続けていて急に中断すると、逆にむくみが出ることがあります。
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