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トレランでしかできないこと身につかないこと 山を楽しむための基礎知識

ある程度の走力がついたら、おすすめなのがトレラン。トレランとは、トレイルランニングの略で、山道を走るというもの。ただもちろん、山へ行けば良いというわけでもないので、どのような山〈トレイル)がランナーに向いているのか、またトレランをするにはどういったことを知っておくべきなのかをお話します。



みなさん、すっかり笑顔です。スタートから1時間30分ほど。普通のランニングであれば、もうへとへとです。ましてや季節は夏。熱中症で倒れてしまいます。それでもみなさんがこんなに笑顔なのは、やはり山(トレイル)が楽しくも気持ち良いから。

ただ、山といえば、本当に危険がつきもの。危険をはじめから理解して、さらに予防、対策をしていけば、やはり大自然の中で走ることでしか得られないものが得られます。

最終的には、プロの先生やそういったツアーに参加するのが一番ですが、まずは基礎知識として知っておくと便利かもしれません。


【1】地図とコンパス
山で一番多いのが「道迷い」による遭難です。山用の地図、さらにはコンパスは、山に入る人間としては必携の準備です。

【2】水と食料
山では、より多くのエネルギーを使います。お腹が空いて動けない、体力や体温を生み出す水や食料はまさにライフラインです。

【3】ウェアや雨具
自然の天候は変わりやすく、また想像以上に変化します。雨風にさらされては、体温を奪われ、最悪命も落としかねません。夏でも、準備を怠らずに。

【4】コース
ランニングに向いているコースと、ハイキングに向いているコースが異なります。

【5】マナーとエチケット
山での落とし物はゴミになってしまいます。また、ハイカーさんに出会ったら必ず歩き、笑顔で「こんにちは」と挨拶を交わしましょう。また、山では登りが優先ですので、下りで気持ちよく駆け抜けないように注意です。

【6】救急と連絡方法
山では転倒による怪我を含め、日常では起きないことが起きてしまいます。救急セットはもちろん、毒抜き(ポイズンリムーバー)なども必携です。また、いざというときに救急と連絡を取れるように、携帯(スマホ)の電源は落としておきましょう。

【7】体調管理と喫煙
山で飲むお酒は格別!という人もいますが、基本的にはオススメしません。アルコールによる運動機能が低下してしまい、転倒の危険度が上がってしまいます。また、山での喫煙は火事の元にもなりますし、美味しい空気を吸っている周りの人の迷惑にもなります。もちろん、前日の深酒で二日酔いのままというのは論外ですから、ご自宅に帰ってからゆっくりとお楽しみください。


この他にも、お伝えしたいこと、知っておきたいことは山ほどあるのですが、ひとまずはこちらを知っておくと良いでしょう。また、最後に、天候が悪くなりそうなときは、欲を出さずに、「また来るね」という英断が下せるぐらいの度量を身につけておきたいものです。


ということで、いつまでも山を楽しむための基礎知識でした。



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