「働け蟻」
片桐さんの作品。
…蟻の14番隊は個性派揃い。隊長は1~6番隊員の扱いに手を焼く。その日、サボってもいい蟻を決めるべく其々の意見を言い合い、また罵り合いを始める。その最中人間の子どもの流水により、蟻の巣は窮地に陥る。女王を助けるべく14番隊の1番隊員は巣の中に入る。救出すべく危険を顧みない隊長。その姿に隊員は彼をリーダーと認める…
という作品。
はじめこの設定と持ってきた台本をみて、「面白い。わたしのはやらずにこれだけにしてきっちり作っていった方がいいんじゃないかな」と思ったのは正直な話。言葉のセンスがいいのだ。本人は作り方、演出に苦戦していたが、出来たものを見て、やはり立派な作品となっていると感じる。
劇作演出としてはゆったり明るい気持ちで見て欲しい意図があったが、役者達の熱のある芝居、そして真っ二つになる1番隊員という設定により、観客がどっちの感情の方向に進んでいいのか迷った感がある。この経験を糧に更なる劇作演出をして欲しいと密かに思っている。
本番直前に出来上がった1番隊員の下半身は相当なパワーを持っていた。足を軽く曲げるとちゃんと膝が立つ。
片桐さんの作品。
…蟻の14番隊は個性派揃い。隊長は1~6番隊員の扱いに手を焼く。その日、サボってもいい蟻を決めるべく其々の意見を言い合い、また罵り合いを始める。その最中人間の子どもの流水により、蟻の巣は窮地に陥る。女王を助けるべく14番隊の1番隊員は巣の中に入る。救出すべく危険を顧みない隊長。その姿に隊員は彼をリーダーと認める…
という作品。
はじめこの設定と持ってきた台本をみて、「面白い。わたしのはやらずにこれだけにしてきっちり作っていった方がいいんじゃないかな」と思ったのは正直な話。言葉のセンスがいいのだ。本人は作り方、演出に苦戦していたが、出来たものを見て、やはり立派な作品となっていると感じる。
劇作演出としてはゆったり明るい気持ちで見て欲しい意図があったが、役者達の熱のある芝居、そして真っ二つになる1番隊員という設定により、観客がどっちの感情の方向に進んでいいのか迷った感がある。この経験を糧に更なる劇作演出をして欲しいと密かに思っている。
本番直前に出来上がった1番隊員の下半身は相当なパワーを持っていた。足を軽く曲げるとちゃんと膝が立つ。