My ordinary days

ようこそいらっしゃいました!
ふと思い立ち第2のキャリアを始めてしまった、流されがちなひとの日々を綴るブログです

時代もの3

2009-08-28 23:02:09 | 読書
前に隆慶一郎・・・と予告をしましたが、
その前に

築山桂 「緒方洪庵 浪華の事件帳」

大坂で適塾を開き、福沢諭吉らに蘭学を教え広めた蘭学者・医師 緒方洪庵の若き日を描いた作品。

「禁書売り」
「北前船始末」  の二巻のみですが・・・。

若き日の洪庵・・章(あきら) と男装も見目麗しい女剣士左近・・東儀左近将監(とうぎさこんのしょうげん)・・・祭礼において舞楽を奉納する芸能の一族であり、大坂の町を守る影の守護者の一族の姫・・・が、幕末の大坂で起きる数々の事件に挑む、という今回もまた大雑把なあらすじを紹介。

時代物の舞台は、やはり江戸が多いのでどんな感じか と思いましたが、言葉使いも現代調ですし、町並みなどはどちらもよくわからないのでフツウに読めました。

もとは、NHK土曜時代劇で見たのです。
左近役が栗山千明、章役は、「携帯捜査官7」にでていた 窪田正孝くん

窪田君は、もともとちょっと困っているようなお顔をしているのですが、ドラマの中でも左近の美貌に心を奪われ困りっぱなしのような表情。かわいいです♪
て、そういう話ではないのですが、ついでに栗山千明ちゃんは、
「ハゲタカ」ですっきりした大人の女性役をがんばっていましたね~ けれど彼女は
「六番目の小夜子」のイメージが強くて、雰囲気もあまりあの頃と変わっていないような感じだし。鈴木杏ちゃんもかわいかったけど、最近みていないなぁ。元気かしら? 恩田陸さんの原作も読んだけれど、うーん、ドラマの勝ち!

だから、そうではなくて・・・


ここら辺のたくさんでている時代小説は、だいたいとっつきやすくて読みやすいです。言葉の感覚が今風だから。
DNAがどうとかの新しい科学技術に煩わされることなく、気軽に時代物を楽しみたい方たちには、とても入っていきやすいお話と思います。
主人公にどれだけ魅力があるか・・というところで、売れるかどうかは変わってくるのでしょうね。

章は良かったです。


隆慶一郎は、読み返すのがたいへんなほど冊数があるので、もうちょっとしたらか、何冊か気に入っているヤツをピックアップしてから。でもそれにも時間がかかりそう・・・。