ふくふく日記

絵本・紙芝居作家のよこみちけいこのブログです
子育てに家事に音楽に創作のことなどなど,マイペースでのんびり更新中

呉ー市ー GONNA 呉ー市ー

2017-10-05 21:30:30 | 絵本作家への道
今日はTブレイクのバンド練習日でした。
なかなか練習できてないけど、新曲を!

こんど保育所からリクエストので、この曲をやりますよー!
【公式】広島県呉市PR動画「呉ー市ー GONNA 呉ー市ー」Music Video


trfの名曲「crazy gonna crazy」の替え歌で「呉-市ーgonna 呉―市ー」
今、うちの市でイチオシのニューキャラ「呉市」の歌。

呉氏はこれね。


今、呉市内のあらゆるイベントとか小学校とかに出没中で大人気の呉氏。
最初は「なんだこれ」とか「どういうセンスしとんかね?」やら「税金の無駄使いじゃ!」とかね、叩かれまくってましたけど、だんだん人気も急上昇!

小さい呉氏まで増殖シテタヨ。

この替え歌もとてもよくできていて、原曲の歌詞をうまい具合に、呉のこととリンクして使っているのがなかなかいいですね。
ダンスも本格的すぎて、呉氏にかける呉市の本気を垣間見ましたね。

というわけで、90年代を席捲した小室サウンドをまさか保育所で演奏できるなんて胸アツですよ!
いやー懐かしいねーってメンバーと話してたんだけど、
「高校のときだったねえ」
とかみんなが言うからさ、あれ?おやおやってね。
おかしい、私社会人だったような気がするんだけど。

って、あ!年の差があったことをすっかり忘れてましたヨ
私みんなよりちょっとお姉さんだったね。てへ。

保育所ではこの曲をなんと発表会で子供たちが演奏するんですって!
そんで先生が自作の呉氏を着て、激しいビートで踊るんですってよ~。なんて楽しい保育所なんでしょうか!
でもこの曲を平成のこどもたちが演奏することに驚愕ですけども!

というわけで、練習ガンバルぞ!
いつか本物の呉氏と共演して踊ってもらえますように~~。






絵本のいま

2017-08-03 15:52:15 | 絵本作家への道
そういえば!
こちらの本「絵本のいま」2017-2018


に掲載していただきました~~。わーお!
これは絵本作家のカタログみたいな本でしょうかね?

Amazonの説明を抜粋しますと~

2013年に創刊した絵本作家の仕事ファイル、『絵本のいま』3号目。
第一線で活躍する絵本作家(画家・文章家)195名の作品を、プロフィールとともにご紹介します。
また、作家紹介に加え、過去2年間の注目の絵本、「いま」を支える先人たちの輝かしいはたらき、
絵本作家の「課外活動」を伝える特集など、絵本の作り手・読み手とも参考になる特集にも力を注ぎました。
作家との出会いを求める編集者、デザイナー、プロダクトの企画者の方々はもちろん、これから絵本作家を目指す方、
書籍流通に携わる方、そして子どもに絵本を与える立場の保護者や指導者の方にも、“絵本の現在" を伝える一冊です。

表紙イラストレーションは、「あらしのよるに」「ゴリラにっき」などで広く知られている、
世界屈指の動物絵本作家あべ弘士さんです。

てなムック本です。

私のページはこんなのね。

どの作品を掲載いてもらおうかなーってすごく悩んでしまったけど、こんな感じで。

いろんな作家さんが載っていて、眺めているだけでも楽しいです。多彩ですねえ。

書店では見かけないのだけど、アマゾンで購入可能でーす。


新年度

2017-04-10 21:43:19 | 絵本作家への道
短いようで長い春休みも終わって、ようやく新年度、新学期スタート!
今日からさっそく給食も始まって6時間授業ですってよ~~。

娘はいよいよ6年生!はやいわー。
でもしっかりしてるので、なんにも心配はしていない。

息子3年生。あっというまですねえ。
新年度になると、環境が変わるじゃない、クラスメイトも担任も教室の場所も。
そしたら、ナイーブな彼はちょっと荒れるんですよね・・・ちょっとしたことでイライラ。
なので、春先は要注意・・・。こちらも多少のことは目をつぶって、心広く対抗、いや対応せねば。

とにかく子供も旦那もいなくて、静かな一人だけの日常がようやく戻ってきまして
こころ踊ってますね。
いや、家族のことはだいすきなんですけども、やはり一人の時間っているわね。。。


春休みは、特にどこにもいってないうちに終わったんだけど、
毎年恒例の映画ドラえもんに行ってきました。

もうそろそろ子供だけで見てもいけるだろう、ってことで映画館の前まで送って、あとは2人で楽しんでました。
だってこの映画に1800円ってね!大人料金高いわーないわー。子供は前売りで800円で妥当。

というわけで、新年度、心機一転、わたしもいきいき頑張ろうとおもいまーす!



中川ひろたか&ロケットくれよんコンサート!@江田島!

2017-02-15 10:00:05 | 絵本作家への道
今年も行ってきました!

フェリーに乗って、15分~。江田島です。


「中川ひろたか&ロケットくれよんコンサート!」


この江田島でコンサート見て、宿泊する~という企画に参加ですよ!


コンサート、楽しかったです!
ロケットくれよんのお兄さんたちは、島根から来られてるんですけど、ちょうど大雪でね、
なんとこの日のために前のり後のりで広島に4日もいるはめになったそうです!オツカレさまです・・・

からだカルタとか、ばけらっちょとか、オリジナルソング手遊びに子供らすっかりはまってて、
かえってからも毎日やってます。
こういうのを考えられる人ってほんますごいなあ。


コンサートのあとはサイン会!
絵本が飛ぶように売れてまして、ほしかった絵本は売り切れてたなー。残念無念・・・。

中川ひろたかさんの絵本を2冊買ってサインをいただきましたーーー!!


その日の夜は、大カプラ大会です!
息子はこれが一番楽しみにしてました。家にもカプラあるのに、全然遊ばないけどな!
まあこちらのは積み木の量がすごいですからね!


全員でナイアガラの滝を作る!っていう大事業?をやりました。

そして翌日、起床6時・・・
あったかくして、いざ!ご来光を拝みに、水晶山に登るツアーにも参加。

まあ、これがね!
かなり思った以上に険しい道のりだったわ!

ちびっこ連れの人も多かったけど、みんな大丈夫なのか?ってくらいで。

そして日の出を待つ間がまあ、寒いのなんの!
登っている間は動いてるからポカポカなんだけど、冬の山頂でじっとおひさまを待つのって、罰ゲームか?ってくらいかじかんで震えてました。。。もう帰りたい。。。って何十回も思った。

こっちの空にはまだお月様でてましたよ&かきの養殖場ー



そして・・・



出ましたー!
いや~きれいやったね!ありがたい感じ・・・

このときの登山の筋肉痛が今もいたくて、ツライ・・・子供らは平気。

というわけで、楽しかったんですけど、今年はもう寒すぎて、去年ほど心が躍らなかったというね。

コンサート見ながら、私は今後、どういうコンサートしていきたいんだろ・・・っていろいろ考えながら見ておりました。

もう8年くらい、旦那と友達と組んで、あちこちで演奏してるんだけど、そろそろ形を変えてみたいなあって思っていてさ。
でもどうしたいのか、まだぼんやりーってしてるなあ。

そんなわけで、子供たちと楽しいミニ旅行でした~~!

あけましておめでとうござます!

2017-01-02 11:48:47 | 絵本作家への道


2017年もはじまりましたねえ。

今年の年賀状はこんな感じでーす。

近所の公園にあるトーテムポールの前にて撮影。
このために新調しましたドナルドの衣装、どうでしょうか~~~!

今年もわくわくうきうき楽しい一年になりそうです。

2017年もどうぞよろしくお願いいたします!

今年もありがとうございました。

2016-12-31 00:11:52 | 絵本作家への道
今日で2016年もおしまいですねえ。
はやいなあ。

昨日は一日大掃除に明け暮れていました。くたくたです・・・。
もうやりきった!と思ったら、トイレ掃除をしてなかったヨ。

今年もあっというまに終わってしまいました。
楽しいこといっぱいあった一年でしたわ~。

ブログもちょこちょこ更新できたかな。
来年はもっといろいろ書いていければなと思います!

大晦日な今日、ふっとみたら、載ってました!



中国新聞の折り込みに、われらTブレイクの記事がどーんと!
取材受けてたんですけど、来年の号に載ると思ってたので不意打ち!びっくりん。
いい感じにまとめていただけて、写真もいっぱいで嬉しい~~!
楽しさ伝わってるかしら~来年も依頼殺到かしら~~。

というわけで、今年もありがとうございました!

最後に呉のイルミネーションの写真でお別れでーす。
みなさま、よいお年をお迎えください~~!




絵本作家への道!

2016-09-10 22:26:12 | 絵本作家への道
というわけで!絵本作家への道!の話の最終回でーす。


「ばらのことり」でデビューして、そのあと紙芝居デビューもしました。
その次の年くらいに、結婚して妊娠して、保育士もやめて、出産して、子育てが始まって~と、なかなか創作する時間は今までのようにとれなくなっていきした。

それでも、出版社に持ち込みしたり、コンクールに送ったりして、ぽつぽつ絵本と紙芝居を描いていました。

子育てしてて、授乳3時間おきくらいの時期に、〆切があっったりすると
「もう!ムリだ・・・もう描くのいやだ・・・」
ってことも何度かありました。

そんで、いつもいつも、焦っていました。
はやく絵本作家にならなくちゃ!って。
いや、デビューはして、本は出版できたんだけど、1冊だけじゃまだまだだ!って。
2冊じゃ、まだまだ
もっと、もっと作らなくちゃってね。

「絵本作家への道!」って、果たして「絵本作家」って、その定義はなんぞや?っていうね。

それが、ずーっと自分の中に「?」としてあって、はやく胸をはって「絵本作家です」って言えるようになりたいって、思ってたんですよねえ。へんでしょ~(笑)

そんな定義なんてさ、自分で決めればいいじゃん、って、最近は思えるようになってきて、
むしろ「絵本作家」って名乗らなくってもいいなってくらいですよ。

絵本とか紙芝居とか描いてます~って。それだけでいいのにね。

私は一体何になりたいんだろう。どうしたいんだろう、なにしたいんだろーって、考えていたら、
お話し考えて、お話しの絵を描くのが大好きなんだなって、それだけで。

自分はそれが、ただやりたいんだなってことでした。

なので「絵本作家になりたい!」って思っている人がいたら、もうそう名乗っちゃえばいいんだぜってことです。

「絵本作家になりたい!」って思ってたら・・・そしたら、「絵本作家になりたい人」になっちゃうんですよね。

私がそうでしたから!
絵本を出版できた後でさえも、ずーっとそう思ってましたから!

なので本当に、自分が自分で自分を、そう認めてしまえばいいんだよなーって。

って書くと、カンタンなんですけどね、

そこに気づくまでが長かったですねー。心にあるんだなってことです。自分の中にあったんだなと。



今回、自分のデビューまでの話を、コミックエッセイにまとめてみようかなと思って、とりあえずマンガにしてかいてみたんですね。
私の好きなエッセイ作家のたかぎなおこさんの「浮き草デイズ」っていう、たかぎなおこさんがイラストレーターになるまでの紆余曲折を描かれたマンガがあるんですが、それに触発されまして!

だけども!

絵本とエッセイマンガってもう全然違って、まあ難しい!もうぜーんぜん描けない!

しょうがないので~~~、このブログに文章で書き起こしてみました。
あー、いつかだれかコミックエッセイにしてもらえないかしら~~。

といわけで、あれこれ思い出しながら書いてたら、すごく長くなっちゃいましたね。
ここまでお付き合いいただきましてありがとうございました。


こんなふうに、デビューした後も、焦ったりどつぼにはまったり、もやもやしたりしつつ、ずーっと描き続けてきた絵本のお話しがありました。

そのお話しの最初のラフができたのが、8年前です。
そこから、何度も何度も直して直して、変えて変えて、へこたれて途中で放置したり、投げたりして~

とうとう!



8年ごしに!



絵本ができあがりましたよと!

それが今月の15日にいよいよ発売になります。

ちょうど、今日できたてほやほやの絵本が出版社から送られてきました。

こちら!どん!
「かあさんのまほうのかばん」(童心社)1400円デス!


私はお話し担当で、絵はなかざわくみこさんという絵本作家さんが描いてくださってます。
もうとっても温かくて素敵な絵を描いていただいて、感無量。。。うれしい、

もともとは紙芝居用にお話しを作ったんですが、素晴らしい編集さんのお力を借りて、素敵なまた新しい絵本の世界ができあがりました。

8年かかって、こうしてようやく世に出るんだなあって思うと、本当に感慨深し!

もし書店で見かけられたら、ぜひぜひお手にとってみてください~~。


ありがとうございましたーーー!





















紙芝居と絵本

2016-09-03 00:44:55 | 絵本作家への道
絵本作家への道!続きです~~。

童心社から電話がかかってきまして!
なんとなんと!
あの相撲の紙芝居が入選になったんですってよ!!!
「えーーーー!」

もうびっくりしすぎて、体が震えましたね。

ももももしかして、すもうの話が私のデビュー作になるのでは!!??って思っちゃったんですけども、
残念ながら、編集さんからあっさり、
「この話は出版できないですねえ」
ってことでね、おくらいりになりました。

私ったら、ちゃんと調べてなかったんですけど、童心社の紙芝居って、月刊紙芝居なんですよ!
つまり、毎月新しい紙芝居が作られているんです。
それは年少むきの短い8場面のものと、年中長さん向きの12場面のもの。
つまり、幼稚園や保育園で買ってもらうものなんですよ!

なのに、すもうの話は主人公、ランドセル背負ってましたからね!小学生設定ですよ。だめじゃん!
それでも、こんなへんてこな話と絵を見て、採用してくれた童心社って素晴らしい会社だなと思ったのでした。

そのあといろいろありまして、別のお話しで紙芝居デビューを果たしました!
それがこちら!

紙芝居 【やまでらのかんのんさま】童心社


どこのだれか知らない人が、読み語りして動画にあげてくれてました。(いいんですかね?)

オリジナルの昔話で、妖怪がいっぱいでてきます。
今の絵のタッチとは全然違いますねえ。なつかしや。
(これはもう絶版になっています。私も家に一冊あるだけで貴重品)
図書館にはあるようで、よくお年寄りの会などで演じられて、人気なんですって~~。うれしいなあ。


ここから童心社さんと縁ができまして、それからも紙芝居をたくさんやらせてもらいました。
紙芝居の世界はほんとうにおもしろくって、絵本とはまた違う世界が広がっていきました。

デビューは福音館書店さんの月刊誌でしたが、私が作家として、お話しの作り方を鍛えられたのは、
童心社さんで、紙芝居をたくさんやらせてもらえたからだなあと思います。

これまで出版した紙芝居はコチラにまとめておりまーす。

絵本と紙芝居は絵の描き方も、構成も何もかも違ってました。
そんなことは、まったく知らない素人の私。
もう、一から作りながら編集さんにたくさん教えてもらいました。アップアップでした。

紙芝居デビュー作は昔話風のものを描いてましたが、それ以降は保育士をしていたころの経験や子供たちとの毎日が、そのまま作品に反映されたものを描くようになりました。

保育士として働いたあの日々がなかったら、絶対に書けなかったものばかりです。

子供たちと、玉ねぎほりにったことが、「はたけにいったよ」の紙芝居になったり、
「明日、わたし、おとうばんさんなの」って目をキラキラさせていた子がいたんですけど、そのエピソードを膨らませたのが「はりきりおとうばん」だったり。

でも、そろそろ保育士時代の経験貯金が枯渇しつつあるんですよね・・・。また働きに行っていろいろ勉強してこようかしら~~とか思ったりね。

というわけで~~いろいろ書いてきたこの「絵本作家への道!」シリーズ?ですけど、
次回が最終回の予定です。こうご期待!(ほんまかいな?)




紙芝居を作ってみた!

2016-08-30 08:18:07 | 絵本作家への道
絵本作家への道!の続きです。

夏休みももう終わりですねえ。。。
夏の積もり積もった疲れが一気に出てしまい、ぜんぜんPCが開けられず。。。
ようやく続きを書きますよ。遅々として進まずすいません。


福音館からデビューが決まって、本が出るまでの間、約2年くらいありました。
なので、デビュ―作の直しをしつつ~~、相変わらずいろんな絵本コンペには送り続けてました。

その中で「紙芝居募集」っていうのを、公募ガイドでみつけまして。

おー!紙芝居!!!

そのとき働いていた保育所に、月に1回くらい絵本会の方が来て絵本を読み語りしてくれました。
で、毎回、最後に紙芝居をやってくれてたんですね。
そのとき、紙芝居の舞台が出た瞬間、子供たちが
「わー!!!」
って大喜び!
それまで絵本だったら、鼻ほじったり、足の爪をむしって聞いてた子供らも、全員ものすごい集中力で紙芝居に見入ってたんです!
教室の空気がガラって変わって、子供らの集中力がぐーんってあがったんです。
紙芝居ってすごいなあ!と、子供たちの反応のよさにびっくりしました。

なので、いつか紙芝居も作ってみたいなと思っていたのですが、そのいつかがキターー!

と思って、紙芝居の作り方なんて、これまた全然知らないんですけど、図書館からいろいろ借りてきて、みようみまねで紙芝居を作って応募しました。

その作品がこれです。
「どすこい どすこい」




生まれて初めて描いた紙芝居ですよー!色々すごい絵ですね。。。
もうこれまた、紙芝居作りのセオリーをいろいろ無視した作りになっております。
お相撲をとって「勇み足」で負けるっていう話でした。なんだそりゃ!

これは童心社の創立45周年記念で紙芝居を大募集~!っていう公募に出しまして。
ちなみに童心社は児童書の老舗です。
「いないいいないばあ」とか「怪談レストラン」のシリーズとか。



そしたらですよ!!!!

ある夏の日に

「童心社の編集部のものですがー」
と、携帯に電話が!!!!


つづきます


デビュー!

2016-08-19 23:41:39 | 絵本作家への道
絵本作家への道!の続きでーす。
間が空いてしまってすいません!


福音館書店のこどものともで、デビューが決まりました!奇跡!ミラクル!!
もう一度、ラフから編集さんとやり直し、絵も全部描きなおしです。
当時は保育所で保育士しながら、夜な夜な描いてましたね~

何度も何度も直して直して、ようやっとできあがった絵本がこれ!
こどものともの年長さん向け、バラの季節に合わせて出版ですよ~


わーいわーいわーい!
おめでとうおめでとうわたしー!!!!


そのとき、地元の新聞でも取り上げてもらいまして、

こんな感じでどどん!と載せてもらいました!しあわせだー!

応募総数3000通の中から選ばれたことが、いまだに信じられませんが。

この絵本を、なんとあの!「はじめてのおつかい」の作者の筒井頼子さんも見てくださったそうで!
編集さんから「あたらしい表現の絵本だね」みたいなことをおしゃってましたよーと聞いて、もうクラクラしました。
わあ、うれしすぎる。私の幸せ者め!

絵はまだまだ稚拙で、へたくそですけどね。

この絵本は私の亡くなった父への思いがにじみでているなあと、いま見ても思います。自分丸出しの絵本です。


とにもかくにも!
絵本作家デビューできたぞーーーーーー!!!!!うおーん。


そしてですね、このミラクルと平行して、もう一つミラクルな出来事が起こっていましたよ!

続きます。。。





そのとき、わたしは

2016-08-16 10:53:13 | 絵本作家への道
絵本作家への道!の続きです。

栃木まで行って、戻ってきました。
結局、どうなるんだろなーって思いつつ、日々またコンペに出すべく絵本を作るの日々を送っていました。

ちなみにこのころ、岐阜のとある町おこしでやっている絵本コンペに出してた作品が、奨励賞に入賞したんですよ。
これは出版とかないんですけど、初めてきちんとした賞をもらえてうれし~~!ってなっていました。
授賞式も岐阜であるっていうんで、わくわくしていました。

あと東京の銀座にあるギャラリーの主催してる新人賞の最終10人に選ばれたりして、
「広島にもどってきてから、なんだかいい風ふいてるなあー」
と、思っていました。
これまで無我夢中で、描きまくり~出しまくり~してきたことが、少しづつ実になって花開いてきた感じでしょうか。

何日かしたある日、広島駅を歩いていると、

プルルルルル~~
電話がかかってきましたよ!
福音館からですよ!

「ま、また、なんかあるんかな・・・」

って(疑心暗鬼)おそるおそる出ると。。。

「よこみちさんの作品”ばらのことり”が、選ばれましたー。おめでとうございます」
「!!!!」


そのあと、なにしゃべったのか覚えてません。

夢がかなった瞬間ですよ!!!!

いや、ほんとにかなったっていうのは、本ができたときなのかしら?
まあなんでもいいんですけど、広島駅の雑踏の中で電話を受けたので、ちょっとフラフラしつつ、壁にもたれて一息。
「ああ~~よかったああ」

姉に
「こどものとも、決まったよー」
って電話をしたら、なんと電話口で姉が
「よかったねえ、よかったねえ」
って泣いてくれたんですよ!
なんていい姉なんでしょう!!!
私も、他人の幸せを心から自分のことのように喜べる人間になりたいなと、泣いてる姉と電話しながら、思ったのでした。

そうなんですよ。
なんか、どこか冷静だったんですよね。不思議なことに。
デビューが決まったのに!
200万ゲットなのに!

絵本は応募したものは全面描きなおしになることも決まっていて、あー今からが大変だぞ!っていう思いが強かったせいかなあ。
しかも絵本が出るのは2年先です。

そして、最初の面接のときに、編集さんにこうも言われてました
「絵本を一冊だしたくらいじゃ、作家として食べていけないからね」
っていうね!
まだデビューもしてない私とっては、痛烈なパンチですけど、まあ現実をつきつけられました。
必ず新人さんには言うんだそうですよ。夢だけ見せちゃいけないんですって。


そんなわけで、デビューが決まった日もいつも通り、図書館で新しい絵本のラフを作ったりしてました。

夜、家に帰ったら、母がごちそうを用意して待っててくれました。
「おめでとうー」って、お祝いしてくれました。

ああ、実家って家族ってあたたかいですね。
姉や母のやさしさに、今、思い出しても泣けてきます。私は幸せものだなあと。


こうして、「絵本作家になろう!」って思ったあの日から約2年、
全くゼロの状態から、やっとここまできました。
ようやく、デビューにこぎつけたわけです。

「おお!心の法則はほんまやったな!」
って、証明されたわけですが、すでにその幼児教室はやめてるというね。。。

「心の法則」というよりは、自分で「こうしたい」って決める。まず自分ではっきりと決める。
ここが何より大事なんじゃないかと思いました。

これは絵本と関係なんですけども・・・
私はなかなか結婚できなくて、お見合いしまくっていた時期もあって、
もうそんな日々が嫌で嫌で、ある時
「もう、今年中に結婚する。相手はこんな感じの人!」
って、決めたんです。
もちろんそんな人は、そのときは目の前にいなかったんですけどね。自分の心の中で決めました。
そして、そう決めたら、そんな人が現れて、あっという間に結婚が決まりましたヨ。
このときは、「心の法則」とか考えずやってたんですけどね、おもしろーいですよね。

なので、「なんとなく~こうなりたいなあ」じゃなくて
「こうする!」
って、まずは自分の中に、自分で自分のことを決める。
昔の私は、そういうのが全くできてなくって、ふわふわしていました。なのでいつも日々ウツウツして、なんとなく生きていて不満ばかり言ってました。

今も油断すると、ふわふわ~としちゃいますけどね。
普段はまあそれでもいいんですけど、「これは!」ってときはびしっと決めたいものだなあと思うのであります。


もうちょっと続きます。。。

子供が初めて出会うものだから

2016-08-13 12:36:19 | 絵本作家への道
絵本作家への道!シリーズの続きです~


福音館書店の編集長さんの面談?からしばらくして。

またまた!電話がかかってきましたよ!!

おおおお!今度こそ!!
電話を握りしめる手がぎゅぎゅっと強くなりますよ。

そしたら~
「一緒に栃木に来てくれませんか?」

「え・・・?」

このとき応募してた話が、野鳥を拾って保護するっていうお話しだったんですね。
だけど、その野鳥を拾うっていうのがいいのかどうか、保護して放すまでがこれであっているかどうかを、
ちゃんと検証しないといけないのだ。
で、栃木に日本野鳥の会のすごい方がいるので、その人にこの絵本を見せて、お話しを聞きに行って検証したい、
ということでしたよ。

絵本は子供に見せるものだから、ウソがあってはいけないのです。
きちんと間違いがないかを確認していかないと。

ってのことでした。

で、この私めも、同行して話を聞くべきってことでしたよ。

「いつですか?」
って聞いたら、
「今週末で」

まじか!

交通費は全部出すから、一緒に栃木に行きましょう~って。


「そうだ、栃木にいこう」

もちろん、行きましたよ。

このとき、その編集さんに言われた
「子供にウソはだめ」
っていうのが、心にすごく残っています。
特に、私が描きたい「子どもの生活」に沿うような絵本だと、そのへんの検証はすごく大事なんだなと。

そのことを再確認したのが、今年描いた紙芝居「あーんしてははは」の中で、ネコと金魚と人間の口の中、歯の並びが・・・まあ~~描けなくってできなくって!ものすごく苦労しました。。。

担当の編集さんに
「デフォルメはいいけど、正しくかけたうえじゃないとダメ」
ってことで、何度も何度も直しました。ちょっと泣きそう、いや泣きましたね。。。

この金魚の正面顔とかね。
出来上がってみたら、どうってことない絵なんですけど、ヒレの向きとかさ、形とか、リアルに描いてもダメ出し、ほんと難しかった。

子供が最初に出会う本、出会う世界を作っているんだよなあ、って改めて絵本ってすごいなあと思ったのでありますよ。


そんなわけで、栃木にぴゅーっと行きまして、野鳥の会のすごい素敵な方にお話しを聞いて、このストーリーで大丈夫だと、言ってもらえたので安心して帰りました。

「これで、たぶん大丈夫だと思うけど・・・また連絡しますねえ」
って言われて、広島に戻りました!!!
「まだか!」

この時点で、どうするどうなる~~~って思いつつ、もしかして、デビューできるのかもしれない??
って、日々ドキドキしつつ、毎日わたわたしてました。

そしてそして・・・







面接?

2016-08-09 15:32:43 | 絵本作家への道
絵本作家への道!の続きです~~!



大阪から広島の地元に戻ってきてからも、絵本は毎月一本のペースで描いていました。
同じ絵本描いてる仲間からもよく言われてましたが、
「絵本作るペース早くない?」
って。
そうなんですよ。私は描くのが早いんです。
ハイペースです!

なぜなら、もう描きたい話があとからどんどん出てくるので。
斉藤流を学んでから、さらに加速していったと思います。
ただ!そのわきあがってきたお話が、どれもこれも面白いかどうかは、また別問題なんですが~。

絵は少しづつは進歩していたものの、急にうまくはならないので、とにかく描くしかない!
このころ、バンバンドンドン絵本を作りまくって、手を動かしまくっていたのは、すごくよかったなと思います。

絵本のコンテストに応募すると、その結果がでるまで何か月もかかります。(すぐ結果が出るものもまれにありますが)
大体、忘れたころに連絡がやってきます。
もうどんどん投稿していたので、どれがいつ頃結果がでるのか、自分でもよくわからなくなってまして。

地元に戻って、2カ月くらいしたころのことです。
ある日、電車を待っていると、駅のホームで電話がかかってきました。
母からです。

「さっき、ふくいんかんってとこから電話かかってきてたけど~~」
「!!!!!!!!!!」

もう、声にならないショーゲキ!!!!

「なんだ、なんだ、なんだーーーー!!!」


そして次の日、また電話がかかってきました!!!!
福音館書店の編集長からですよ!!!
「きゃーーーー!」

震える!震えるわーー!
落ち着け自分!!!

「も、も、もしもし・・・」

電話の内容は。。。

こないだ送った作品が最終選考に残っていること、
最終に残っているので、一度お会いしてみたい。

って言われましたよ!!
なんで?面接???

と、とりあえず、まだ受賞したわけではなく、最終選考に残ったので、他の作品とかいろいろみせて~って感じでした。
そんでちょうど大阪にその週末行く予定だったので、新大阪駅でその編集長さんとお会いすることになりまして。

その時は一緒にお茶して少しお話しして、さら~ってお別れしました。
「また、選考結果が決まったら、連絡しますねー」って。

いやーなんだったんだ。。。
これが、福音館書店の手順なんですかね?まず作家の人とナリを見るっていうのかな?

絵本の編集長さんにお逢いして、コーヒーおごってもらっただけで終了。
結果はまだまだ分からず。

選ばれるとは思っていなかったので、また日々、黙々と絵本作りをしていました。


つづきます。。。














ばらのことり

2016-08-08 10:45:22 | 絵本作家への道
絵本作家への道!シリーズの続き~~。


京都の絵本教室で、斉藤洋先生の教えを学んだ私。
お話し作りの秘密を知って、もう大興奮デスヨ!
その勢いのまま、

よーし、お話し作ろうー!!
「はじめてのおつかいみたい」な生活感あふれる絵本をつくろう!
「ねぎぼうずのあさたろう」みたいな自由な感じで描こう!

そしてできたのがこれ。

「ばらのことり」です。

絵本作家になろうーって思ったあの日から、約1年半。絵もだいぶ変わってますねえ。
お話しの作り方も、斉藤流のおかげでガラリ!と変わりました。

これは「バラをテーマにした絵本募集!」っていうコンテストに出そうと思って作りました。
お!なかなかいい話ができたな!って。

そんで、ある日、本屋でパラパラーって雑誌を立ち読みしてたら、ものすごい公募の広告を見つけたんですよ!

なんと賞金200万円!!出版付き!

200万って、こないだの自費出版でかかるのと同じくらいじゃん!!
でも、払うんじゃないよね?もらえるのかー。すごいなあ。

しかも福音館書店の主催!
福音館書店といえば児童書の老舗です。
創立50周年記念で、「ぼくがつくるわたしがつくるこどものとも大募集~!」というものでした。

福音館の「こどものとも」は私も子供のころたくさん持っていて、よく読んでいました。
なつかしーい!いいねいいね~~。

じゃあせっかくいいお話しができたことだし、こっちに出してみるかな!ってことで福音館書店に応募することにしたのです。

さあ!果たして!結果は!!!




はい、ようやくここまでキマシターーー!
もうちょっとで、心の法則がかないそう~~~なとこまでいきますよ。

つづきます



斉藤洋先生の教え

2016-08-07 10:56:29 | 絵本作家への道
絵本作家ヘの道!の続きです。

いやはや・・・色々思い出しながら、ガガガーっと書いてるとどんどん話が細かくなってますね。。。
ちょっとざっくりはしょりつつ、簡潔にしていきますので、もう少しお付き合いください~~~



さてさて~


仕事を思い切ってやめて、実家に戻ることにした私。
もう思い込んだら一直線です。

ちょっと話が前後しちゃいますが、実家に戻ると決めてるのに、仕事を辞めるちょっと前に、京都の絵本教室に申し込みしちゃいました。


「そうだ、京都にいこう」

この絵本教室は有名な売れっ子の絵本作家の先生が毎週やってきて、いろいろ制作の裏話とか絵本作りの秘訣とかいろいろ教えてくれるという、夢のような教室!
今はこういう教室があちこちに結構できてるみたいですねえ。

これをたまたま眺めてた雑誌の広告で知り、もう実家に帰るってのに、えいや!って申し込みしちゃいましたね。
絵本教室は一年間あったんです。でも週末だけだから、まあ通えばいいか!ってことで。


そこで、タイトルの斉藤洋先生の講義があったんですね。

斉藤先生は児童文学作家の方です。
ちょうど!昨日から斉藤先生のデビュー作だった「ルドルフとイッパイアッテナ」を原作にしたアニメーション映画が公開中です。
こちら!
『ルドルフとイッパイアッテナ』予告


で、当時、私は斉藤先生のことまーったく知らなくって。
教室の授業が始まって、先生が入ってこられたとき
「なんかチンピラみたいな人やなー」
って、超失礼なことを思っていましたヨ。

本当にしゃべり方とかが、チンピラ風味で!
講義も変わっていて、生徒をガンガン当てていって、あおっていく感じでした。

そして
「今日は、特別に絵本のストーリーの創り方を教えてやる!」
と、絵本のお話しの作り方を2時間の講義で惜し気もなく教えてくれたのです!

「このやり方通りにやれば、だれでも話作れるだから、やってみろ!」って。
といって、その場で生徒が言う単語をポンポンとつなげて、めちゃめちゃいい話を即興で作ってました!
ちゃんと11場面にストーリーを割り振り、クライマックスはこのシーンね!ってとこまで。

まるで大喜利のよう!魔法みたい!

ひょええええええ!!!!!!こうやって作るんだ!
って目から鱗がもうボッタボッタ落ちまくりました。


あっけにとられました。これがプロの工程なんだなと!

ものすごい秘密をまったく惜しげもなく公開しちゃうなんて!!
先生チンピラなんて思ってすいません~~~。とひれ伏したい思い!

「よーし!私もこの斉藤先生の教えの通りに、新しいお話しを作ってみるか!」
ってことで、新しい絵本を作ることにしましたヨ。


そして今でもお話しを作るときは、この斉藤流の教えに沿って、ストーリーを作っています。
なかなかうまくいかないことも多いんですけど、でも基本はいつもこのときのメモを大事見ながら。


斉藤先生とは全く面識もないのですが、いつか何かの機会があったら、この感謝の胸の内をお伝えしたいもんです。はい。


その内容とは全く同じじゃないですが、お話し作るのは、こちらの本が参考になると思います。

(小池一夫著 人を惹きつける技術/講談社)

これは絵本じゃなくて、劇画原作者の小池一夫さんが書かれた本で「キャラが起つ」って言葉を生んだ方です。
(小池一夫さんは「子連れ狼」の原作書かれてるカリスマ作家デス)

斉藤先生がおっしゃっていた話と同じことがいっぱい書かれていました!
ああ、プロの手技の根底は同じなんだなあとしみじみ納得した一冊。オススメ。