私が絵本を書き始めた頃、
まだ27か28才かな?絵本一冊も持ってないのに、絵本作家になってみるか!とカラカラからまわりしてた頃にさかのぼりまして、
(その頃のことを書いてる話はこれ↑)
このころ、ありとあらゆる絵本の公募に出しまくっていました。
で、あるコンペで、ギャラリー主催のコンペがあってさ、入賞者は東京のギャラリーで原画展ができる、というね。
この絵本のコンペが毎年
4月末〆切、
5月のGW中審査、
結果は連休明けすぐ判明、すぐ返送!
っていうスピーディーさ。
ほかの大抵の絵本コンペは出したら結果までに何ヵ月もかかるのに!
2次審査通過とか最終審査とかあって、とにかくすっかり忘れた頃に、ぺらーんと残念でしたねはがきがきたりするのですよ。
このスピーディーさが好きで、ギャラリーさんのコンペに毎年毎年応募してました。
4月になると、ああそろそろ出さないと…製本しないと!とあわてたり、GW中には、もしかして、入賞の連絡がくるかも…と、無駄に電話を気にしてドキドキそわそわしてみたり…
ってのが、私の春の風物詩だよ。
そんで、まあもう全然入賞しないまま…時は何年も過ぎていったわ~😭
ま、何年間か、全然応募できない時期もあったけど、でも10回以上は出してるはず。
ここ数年は毎年欠かさず出してて、ギャラリーさんのワークショップにも参加してみたりね。
とにかく長年の憧れのコンペだったわけですよ。
で、このコンペ、今年で21回目なんですって!
21年よ!すごいわ。
ギャラリーも新しく移転されたそうですよ。
20年か~!わたしは第2回目の時から応募してたから、私も同じくらいの歴史を積んでるんやなーと感慨深い…。
この20年の間に私もさ、転職して広島に出戻り引越し、結婚して出産し子育てに明け暮れて、絵本や紙芝居を出版して、東京の(別の)ギャラリーで原画展もやったり。いやー色々あったな。年もとるわね…。
そして今年も応募した。
コロナ禍でコンペは中止になるのでは?とドキドキしたけど、ちゃんと開催されてた。
例年通り、GWになり日々そわそわ。
なんか過去の入賞者の話では、GWの前半くらいには連絡きたでってことやったので、GWの後半にさしかかると、ああ…今年もあかん…って諦めてしょんぼりしたり。
そんで、夢を見ました。
ギャラリーから電話がかかってくる夢を見たよ。
夢の中で、
「入賞だけど原画に不備がある」
かなんか言われて、おろおろしてるって夢。
なんだよー、この夢は!
でも夢でも嬉しい。妄想の果てに夢で叶って満足よ。
そして、その2日後のことですよ、
GWの最後の日。
なんと!
ほんとに!
ほんとにギャラリーから電話かかってきたですよーーー!
入賞ですってよ!
えー!!!!!!!!!!!
電話を切ったあと、
あれ?これ夢かな?
私の妄想なんじゃないの?
ほんまに?ほんと?
と、信じられない気持ちでふわふわした。
今もまだ信じらられない。
20年ごしの夢がかなったのに、実感なし。
いやーほんとにほんまに?
ありがとうありがとう審査員の先生たち!
8月に授賞展が東京であるですよ。
まあコロナでどうなるのかわからないけども。
ギャラリーのホームページから、コンペの結果も見れまーす。
というわけで、長くなったけど嬉しい報告でした。