ふくふく日記

絵本・紙芝居作家のよこみちけいこのブログです
子育てに家事に音楽に創作のことなどなど,マイペースでのんびり更新中

バートックギャラリー

2016-09-30 14:22:11 | 創作日記
昨日まで、発熱頭痛でぶっ倒れてましたが、今日からようやく元気になったよー。

今朝は町内の旗振り当番だったので、小雨降る中なんとか旗ふってきました。
病み上がりにはキツイ・・・。

そんでもって!
もう始まってますけど、今、ある絵本コンペに参加してまして。
その一次審査の展示が東京銀座のバートックギャラリーさんで始まってます~。

「バートック絵本コンペ2016」

2016年9月28日(水)~10月2日(日) 1:00pm~6:45pm(最終日4:00pm)
東京都中央区銀座1-18-2 銀座太平ビル
営業時間:13:00 – 18:45

こんな感じで。


これは参加者40人くらいなんですけど、全員おんなじシーンを描いているんですよ~。面白いでしょー。
絵本のテキストを読んで、そこから自分でイメージを膨らませて、お話しを膨らませて絵を描く。
まさに絵本の画家の醍醐味のようなコンペだなと思います。

同じ文章を読んで、同じシーンを描いているのに、もうね、画家によって描く絵が全然違うんですよね。
まああたりまえっちゃああたりまえだけど、構図とかも全然違うんですよね。それが面白いな~と。

私は東京まで今回は見に行けないんですけど、みなさんの描いた絵の画像を送っていただいたので、
「ほうほう!なるほどー」
と、とてもとてもいい勉強になりました。

そこを切り取るんかーとか、ここでそれ描いちゃうのか!とか、主人公がおじいさんなんですけど、これまたいろんな
じいさまが出来上がっていて、「ここまで、じいさんなんか?62歳くらいでしょ?」とかとか。

ほんと描く人のこれまでの人生がにじみ出てますね。
ほんと、こういう企画、初めて参加しましたが、超楽しい!おもしろーい。

私もものすごい描くの悩んで、何枚も描きなおして、いつもの絵とはもうガラリと雰囲気を変えて、挑戦してみました。
これはコンペなので、選ばれたらそのお話しに絵を描けて出版!できるんですよー。
どーなるかわかりませんが、ドキドキわくわく、楽しみです。

入場無料で、10/2まで展示されていますので、お近くの方がいらしたら、ぜひぜひ見に行ってみてくださーい。




幼稚園でコンサート♪

2016-09-25 01:08:49 | 音楽活動


いやはや、園児さんたちが元気すぎて、もうめちゃくちゃ疲れました…
楽しんでもらえてよかったですー😄

今回は乱太郎君がノリノリでいっぱい手品してくれて、それはそれは盛り上がりました!

ペットでそれいけカープ!を吹いてもらったら、子供たち大合唱でしたよー
みんな大好きね!
もう今、カープで広島は大盛り上がりですからね

こんな看板あちこちにあるよ


ついでに新刊絵本の宣伝もしたら、園でまとめて購入しまーす!と言われて嬉しいわー😂

てなわけで、楽しかったです!
来月も本番いっぱい!がんばるぞと



とうとう!1000部!

2016-09-22 01:23:40 | 紙芝居
去年、作った紙芝居「ふうちゃんのそら」
こちらを編纂して自費出版した絵本がなんと!1000部になりましたー。わーパチパチパチ。


最初50部ほど作って、ほしい人がいたらいいなあ。。。くらいな感じだったんですけどね。

この一年でいろんなところでふうちゃんこと中峠さんが演じてくださったり、呉紙芝居のつどいの関家さんが、紹介してくださったり、そのほかいろんな方があちこちに広めてくださって、じわじわ~~と呉の町で広まっていきました。

そしてそして!

なんとこの夏に、地元の歴史を語り継ぐこと、というテーマでNHKのニュースでもとりあげていただいたのですよー!
全国放送ですよ~。

こちらのHPから、そのニュースで流れた動画を見ることもできまーす。

自費出版した絵本ですが、こうして地域に根付いて、たくさんの人に伝わって残っていくことができるんだなあと
改めて感動です。
私のやりたかったことが、またひとつかなったなあって思います。
昔、「とうせんばのつやちゃん」という地域のお話しを描いて以来、ずっと自分の宿題だなーって思っていたので本当にうれしいのです。

呉で空襲があった7月1日、この日、娘の小学校では黙とうはしたけど、特にこの日はこういう日で~っていう話は学校ではなかったんですって。
お昼に黙とうのサイレンが鳴るんですけどね、なんで目をつぶったのか、わかんない子が今年もたくさんいるんだろうなあ。

今、市内のいろんな小学校へ「ふうちゃんのそら」紙芝居コンサートをしに、オファーがあればうかがってます。
いつか娘の学校にも行くことができればなあと思うのでありました。。。


手作り紙芝居を作りましょ

2016-09-20 15:54:37 | 子育てあれこれ


手作り紙芝居コンクールというのがありまして、娘ちゃんが応募するぞー!ってことで、
「それならば、紙芝居の基本をたたき込まねば!」
と、スパルタ紙芝居塾が開講。
もちろん娘🆚私のマンツーマンですけど!

まず、キャラクター作りからはじめて~
それから、お話しをおおまかにたてて~
ミニラフを描きまして~
と、まだまだ続く・・・というわけで、かなり本格的にやりましたヨ。

毎日3時間、特訓は続き、ようやくようやく完成ダーーー!うおーーーー!

自分で作ったお話し、キャクターがこうしてひとつの作品になるのってすごくうれしい。
という、達成感を感じてもらえたようです。

いやー、もうね、教えるのは疲労困憊デスヨ…
自分でかくほうがはるかに早いし楽だわー

母の鬼のような特訓に、最後まで弱音を吐くことなく、くらいついた娘、えらいわー。
それでも
「お母さんに紙芝居教えてもらうの楽しい」
って言ってくれるんですよ。なんていい子なんだ。。。

もう、達成感はんぱないと思います!
本人の自信にもつながったもよう!

早速学校に持っていって、今度1年生のクラスで読んであげるんですってよ!

てなわけで、娘の頑張りが充ち満ちている紙芝居「ぶつかりっこ」
どうか~~どうか~~入賞しますようにー!


絵本作家への道!

2016-09-10 22:26:12 | 絵本作家への道
というわけで!絵本作家への道!の話の最終回でーす。


「ばらのことり」でデビューして、そのあと紙芝居デビューもしました。
その次の年くらいに、結婚して妊娠して、保育士もやめて、出産して、子育てが始まって~と、なかなか創作する時間は今までのようにとれなくなっていきした。

それでも、出版社に持ち込みしたり、コンクールに送ったりして、ぽつぽつ絵本と紙芝居を描いていました。

子育てしてて、授乳3時間おきくらいの時期に、〆切があっったりすると
「もう!ムリだ・・・もう描くのいやだ・・・」
ってことも何度かありました。

そんで、いつもいつも、焦っていました。
はやく絵本作家にならなくちゃ!って。
いや、デビューはして、本は出版できたんだけど、1冊だけじゃまだまだだ!って。
2冊じゃ、まだまだ
もっと、もっと作らなくちゃってね。

「絵本作家への道!」って、果たして「絵本作家」って、その定義はなんぞや?っていうね。

それが、ずーっと自分の中に「?」としてあって、はやく胸をはって「絵本作家です」って言えるようになりたいって、思ってたんですよねえ。へんでしょ~(笑)

そんな定義なんてさ、自分で決めればいいじゃん、って、最近は思えるようになってきて、
むしろ「絵本作家」って名乗らなくってもいいなってくらいですよ。

絵本とか紙芝居とか描いてます~って。それだけでいいのにね。

私は一体何になりたいんだろう。どうしたいんだろう、なにしたいんだろーって、考えていたら、
お話し考えて、お話しの絵を描くのが大好きなんだなって、それだけで。

自分はそれが、ただやりたいんだなってことでした。

なので「絵本作家になりたい!」って思っている人がいたら、もうそう名乗っちゃえばいいんだぜってことです。

「絵本作家になりたい!」って思ってたら・・・そしたら、「絵本作家になりたい人」になっちゃうんですよね。

私がそうでしたから!
絵本を出版できた後でさえも、ずーっとそう思ってましたから!

なので本当に、自分が自分で自分を、そう認めてしまえばいいんだよなーって。

って書くと、カンタンなんですけどね、

そこに気づくまでが長かったですねー。心にあるんだなってことです。自分の中にあったんだなと。



今回、自分のデビューまでの話を、コミックエッセイにまとめてみようかなと思って、とりあえずマンガにしてかいてみたんですね。
私の好きなエッセイ作家のたかぎなおこさんの「浮き草デイズ」っていう、たかぎなおこさんがイラストレーターになるまでの紆余曲折を描かれたマンガがあるんですが、それに触発されまして!

だけども!

絵本とエッセイマンガってもう全然違って、まあ難しい!もうぜーんぜん描けない!

しょうがないので~~~、このブログに文章で書き起こしてみました。
あー、いつかだれかコミックエッセイにしてもらえないかしら~~。

といわけで、あれこれ思い出しながら書いてたら、すごく長くなっちゃいましたね。
ここまでお付き合いいただきましてありがとうございました。


こんなふうに、デビューした後も、焦ったりどつぼにはまったり、もやもやしたりしつつ、ずーっと描き続けてきた絵本のお話しがありました。

そのお話しの最初のラフができたのが、8年前です。
そこから、何度も何度も直して直して、変えて変えて、へこたれて途中で放置したり、投げたりして~

とうとう!



8年ごしに!



絵本ができあがりましたよと!

それが今月の15日にいよいよ発売になります。

ちょうど、今日できたてほやほやの絵本が出版社から送られてきました。

こちら!どん!
「かあさんのまほうのかばん」(童心社)1400円デス!


私はお話し担当で、絵はなかざわくみこさんという絵本作家さんが描いてくださってます。
もうとっても温かくて素敵な絵を描いていただいて、感無量。。。うれしい、

もともとは紙芝居用にお話しを作ったんですが、素晴らしい編集さんのお力を借りて、素敵なまた新しい絵本の世界ができあがりました。

8年かかって、こうしてようやく世に出るんだなあって思うと、本当に感慨深し!

もし書店で見かけられたら、ぜひぜひお手にとってみてください~~。


ありがとうございましたーーー!





















紙芝居と絵本

2016-09-03 00:44:55 | 絵本作家への道
絵本作家への道!続きです~~。

童心社から電話がかかってきまして!
なんとなんと!
あの相撲の紙芝居が入選になったんですってよ!!!
「えーーーー!」

もうびっくりしすぎて、体が震えましたね。

ももももしかして、すもうの話が私のデビュー作になるのでは!!??って思っちゃったんですけども、
残念ながら、編集さんからあっさり、
「この話は出版できないですねえ」
ってことでね、おくらいりになりました。

私ったら、ちゃんと調べてなかったんですけど、童心社の紙芝居って、月刊紙芝居なんですよ!
つまり、毎月新しい紙芝居が作られているんです。
それは年少むきの短い8場面のものと、年中長さん向きの12場面のもの。
つまり、幼稚園や保育園で買ってもらうものなんですよ!

なのに、すもうの話は主人公、ランドセル背負ってましたからね!小学生設定ですよ。だめじゃん!
それでも、こんなへんてこな話と絵を見て、採用してくれた童心社って素晴らしい会社だなと思ったのでした。

そのあといろいろありまして、別のお話しで紙芝居デビューを果たしました!
それがこちら!

紙芝居 【やまでらのかんのんさま】童心社


どこのだれか知らない人が、読み語りして動画にあげてくれてました。(いいんですかね?)

オリジナルの昔話で、妖怪がいっぱいでてきます。
今の絵のタッチとは全然違いますねえ。なつかしや。
(これはもう絶版になっています。私も家に一冊あるだけで貴重品)
図書館にはあるようで、よくお年寄りの会などで演じられて、人気なんですって~~。うれしいなあ。


ここから童心社さんと縁ができまして、それからも紙芝居をたくさんやらせてもらいました。
紙芝居の世界はほんとうにおもしろくって、絵本とはまた違う世界が広がっていきました。

デビューは福音館書店さんの月刊誌でしたが、私が作家として、お話しの作り方を鍛えられたのは、
童心社さんで、紙芝居をたくさんやらせてもらえたからだなあと思います。

これまで出版した紙芝居はコチラにまとめておりまーす。

絵本と紙芝居は絵の描き方も、構成も何もかも違ってました。
そんなことは、まったく知らない素人の私。
もう、一から作りながら編集さんにたくさん教えてもらいました。アップアップでした。

紙芝居デビュー作は昔話風のものを描いてましたが、それ以降は保育士をしていたころの経験や子供たちとの毎日が、そのまま作品に反映されたものを描くようになりました。

保育士として働いたあの日々がなかったら、絶対に書けなかったものばかりです。

子供たちと、玉ねぎほりにったことが、「はたけにいったよ」の紙芝居になったり、
「明日、わたし、おとうばんさんなの」って目をキラキラさせていた子がいたんですけど、そのエピソードを膨らませたのが「はりきりおとうばん」だったり。

でも、そろそろ保育士時代の経験貯金が枯渇しつつあるんですよね・・・。また働きに行っていろいろ勉強してこようかしら~~とか思ったりね。

というわけで~~いろいろ書いてきたこの「絵本作家への道!」シリーズ?ですけど、
次回が最終回の予定です。こうご期待!(ほんまかいな?)