「キッチンパネルの補修はできるの?」とのご相談をよく受けます。新品として通用する精度・実用に耐える強度共にまだまだ改善の余地があるのですが、お客様に提供できるレベルになってきたので、できるだけ現場からのご要望にお応えさせていただいています。下の写真は縁にフィニッシュを打ったことによりパネル側が欠けてしまっています。
上の付箋のアップがこちらです。よく見ると四角い網目模様があるのですが、微細なものなので今回は近似色で塗りつぶします。
養生してパテ埋め。パネル自体に凹凸があったのでペーパーの当てすぎに注意しながら成形していきます。
色を調色して少しずつ塗装。日比野さん、ちゃんとヘルメットをかぶり、有機溶剤用マスクをしています。
網目模様は消えてしまっています。
最後にシリコンコークを打って仕上がりです。
補修作業は3つの要素「形」「色」「艶」をどんな材料と技術で再現するかということで、大まかには各社同じですが、細かなノウハウや技術の熟練度の差によって仕上がりと耐久性は全く異なってきます。ここに工夫の余地があり、リペアマスターとしてはさらに努力を続けていきます。