よみがえりの技(わざ)

愛知・名古屋でフローリングキズ補修・建材キズ補修をしている、株式会社リペアマスターの社員たちによる現場日誌

床鳴り補修

2014年11月06日 | リペアマスター作業事例/新築物件


本来、湿度により伸縮する性質をもった木材をボルトや釘やビスや接着剤でガチガチに固定して家を作るのですから、時を経て(時には出来てすぐに)一部分が緩んで動くようになり、それが床である場合、踏んだ時にきゅっ、という音が出るようになることがあります。いわゆる「床なり」「踏み鳴り」というものです。

施工不良によって鳴る時もあると思いますが、どんなに腕の良い大工さんがきちんと施工しても、「鳴る時は鳴る」のです。木材って、含水率によって最大1mm/mほど伸縮するものなんですから。

実(さね)などの表層で鳴っている場合は潤滑剤を浸潤させたり、内部で鳴っている場合、1ミリほどの穴をあけて接着剤を注入したりする方法がありますが、直貼り(コンクリートなどの躯体に直接フローリングを貼りつけている)ならまだしも、一戸建ての場合、床下の構造は様々で、そのどこで鳴っているか、その原因を特定することも難しく、だからといってやみくもに接着剤注入を行ってもなかなか止まるものではないという、やっかいな問題です。

効果的な方法として、脳天からビスを打ち、床下の構造体と共に縫い付けて固定し、「踏まれたままの状態」にして、踏んでも鳴らなくするという大胆な方法があります。この方法を行うに当たっては、内部構造体の位置を特定してビスを打つ場所を決めることが最も大切なことです。写真は図面で内部の根太(ねだ)の位置を測っているところ。

60ミリのコーススレッドビスを打ちました。下の写真の二本のテープの内側が根太(ねだ)の位置です。同じ根太上でもどこの位置に打てば効果的かということにもノウハウがあります。雄実側か雌実側か、目地から何ミリ離すか等。
位置がドンピシャだったので、一発で鳴りが止みました。ここからが本来の補修屋さんの仕事です。

補修作業中。

完成です。

図面が無く根太の位置が定まらない場合や、根太レス床で大引から離れた位置で鳴っている場合など、やむを得ずビスを打つ本数が多くなってしまうこともあります。下の写真は大工さんのご苦労の跡です。↓↓↓

ご安心ください(”。”)

こうなります。↓↓↓

フローリングの床鳴り補修はお気軽にリペアマスターへ。

 

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