2016年11月7日午後3時40分頃、九度山町にある「慈尊院」を参拝。
平安時代に創建された寺院で、「女人高野」とも呼ばれています。
参詣道「高野山町石道」の登り口にあり、参詣者が立ち寄るところでもあり、
14世紀に再建された弥勒堂には国宝の弥勒仏坐像が安置されています。
国宝(彫刻)の木造弥勒仏坐像は21年に1度の開帳らしいですね。
本堂弥勒堂は2004年7月、ユネスコの世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として登録されています。
宗派:高野山真言宗
開基:弘法大師・空海
本尊:弥勒仏(国宝)
創建年:816年(弘仁7年)
【多宝塔】たほうとう
寺院建築のうち仏塔における建築様式のひとつ。
一般的に、平面が方形(四角形)の層の上に円形の平面形の上層を重ね、
宝形造(四角錐形)の屋根を有する二層塔婆を「多宝塔」と呼ぶ。
主に真言宗系の寺院に見られる。
見所として、弥勒堂横に約100体の地蔵像があるのですが、
予備知識も無しでの参拝のため、残念ながら写メ無しとなりました。
旅行社の企画バスツアー参加の場合、予備調査は無しですね。
家族旅行だとマイカードライブですから下調べでほぼ見所は抑えていますから、
次回は家族旅行で南紀へ行ってみたいですね。
【九度山】地名の由来
「我が子が開いている山を一目見たい」と高野山の開祖である空海(弘法大師)の御母公が香川県の善通寺より尋ねてきたが、
当時の高野山は7里(28km)四方を女人禁制としていたため、弘法大師の元には行くことができず、この慈尊院で暮らしていたそうである。
弘法大師は、月に九度は必ず高野山より二十数キロの山道を下って母公を尋ねられたことから「九度山」と称されるようになったとのことです。