令和5年1月24日13時45分頃、京都市南部クリーンセンターに到着。
福井坂井地区広域市町村圏事務組合による視察研修で訪問。
この施設は令和元年10月に竣工した施設です。
工期は平成25年度~令和元年度で約7年間。
福井坂井地区広域市町村圏事務組合の所在はあわら市笹岡で、
一般廃棄物の共同処理(福井市・あわら市・坂井市・永平寺町)や
電子計算組織の共同利用(あわら市・坂井市・永平寺町)の事業を行っています。
現在、組合議会副議長の役職を頂いております。
京都市では「京都市国際都市ビジョン」を策定して、
多文化が息づくまちを目指していることより、
京都市南部クリーンセンターの施設説明動画は日本語・英語・中国語・韓国語となっておりました。
<焼却施設>
焼却能力:500t/日
炉 数:250t/24h×2炉
炉 型 式:ストーカ炉/全連続燃焼式
発電設備:最大14,000KW
<バイオガス化施設>
処理能力:60t/日(30t/日×2系統)
処理方式:メタン発酵
対象ごみ:燃やすごみ
発電設備:最大1,000KW
<選別資源化施設>
処理能力:180t/6h(破砕140t、切断40t)
処理方式:破砕・切断
対象ごみ:大型ごみ・持込ごみ(粗大ごみ・弾性ごみ)
熱エネルギーの有効活用
ごみの焼却で発生した熱により発電し、クリーンセンター内で利用。
余った電気は売却して活用しています。
プラットホーム
大型ごみ・持込ごみピット
900度以上の焼却炉で溶融され、炉の下に落下したアルミニウムの塊。
ひとつかみ4tのクレーンによりごみを均一に撹拌。
中央制御室(運転監視・制御)
【お願い】リチウムイオン電池を含む電子機器を混ぜないで!|公益財団法人 日本容器包装リサイクル協会
京都市:<リチウムイオン電池やスプレー缶による火災事故が多発しています!>適切な分別にご協力ください。
京都市のクリーンセンター等で発火事故が多発しており、
消防の出動しない程度の火炎検知や発火の確認数は令和2年度だけで208回も発生しており、
火元が確認できた約6割のうち95%で充電式電池が確認されているそうです。
主なものもは加熱式タバコ、モバイルバッテリー、スマートフォン、ポケットWifi等。
ごみ処理施設での火災事故は全国でみられ、
このような火災事故を防ぐには、
市民の皆様一人一人が分別を理解し徹底していただくことが必要ですね。
ごみ処理にも多額の費用が掛かります。
京都市は南部クリーンセンター、東北部クリーンセンター、北部クリーンセンターの3工場体制。
(施設の配置は京都市HPより引用)
南部クリーンセンターの全景(京都市HPより引用)
煙突の高さは約78mで、エレベーターで昇れる360度パノラマ展望台がある。
南側には旧南部クリーンセンターが見られます。
東側には宇治川と京阪電車の線路が見られます。