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2016年(平成28年)11月6日(日)午後3時30分頃、
ツアー旅行に連れられて、和歌山県田辺市にある「闘鶏神社」を参拝しました。
「闘鶏神社」は2016年(平成28年)10月24日、
世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に追加登録された神社です。
通称「権現さん」と呼ばれ、御祭神の中には、
熊野三山(熊野本宮大社、熊野那智大社、熊野速玉大社)も勧請されています。
熊野権現の三山御参詣に替えるという三山の別宮的存在で熊野信仰の一翼を負っていたそうです。
「闘鶏神社」は、壇ノ浦合戦で源氏を勝利に導いた「熊野水軍の伝説」が伝わる神社です。
闘鶏(鬪雞)神社の名の由来は、平家物語壇ノ浦合戦の故事によるもので、
源氏と平氏の双方より熊野水軍の援軍を要請された武蔵坊弁慶の父であると伝えられる熊野別当湛増(たんぞう)が、
どちらに味方をするかの神意を確認するため、神社本殿の前で赤を平氏、
白を源氏に見立てた紅白7羽の鶏を闘わせたことによるものだそうです。
境内の一角にはその様子を再現した湛増と弁慶像があります。
このためでしょうか、闘鶏神社は勝負の神様としても御利益があるともいわれているみたいです。
「田辺祭」(毎年:7月24日・25日)
闘鶏(鬪雞)神社の例大祭で450年余の歴史をもちます。
旧城下町の各商人町から8基の「お笠」と呼ばれる京都の祇園祭のような笠鉾が、
町中を練り歩く田辺を代表する紀南地方最大の祭りだそうです。
令和2年の田辺祭は新型コロナウィルスの感染拡大防止のため中止です。
一度見てみたいものですね。