二十四節気のひとつ 啓蟄 。
土中で冬ごもりしている虫が穴から出てくる頃。
実際ににょきにょきと出てくるのはもう少し先。
二十四節気は実にうまく季節を表したことば。
若いころは全く意識しなかったが、退職をして
畑作業を始めてから、ほんとうにうまく季節を表して
いる言葉だと感じている。
二十四節気という言葉を覚えたのは
ABCラジオの「おはようパーソナリティ・中村鋭一です」で
中村鋭一氏が節気ごとに言葉の意味を説明していた。
「春分」「秋分」は祝日の特別な日だが、
「啓蟄」は「にょきにょきと出てくる」が印象的。
中村鋭一(1930-2017)氏といえば大のタイガースファン。
日曜の試合に勝った翌月曜日には番組内で「六甲おろし」を
熱唱した。
毎朝「おはようパーソナリティ・中村鋭一です」をずっと
聞いていた。
長い期間と思っていたら6年間(1971-1977)だった。
「山よりでっかい猪(しし)は出ぬ」をよく使われ、
「つちのこ探し」は毎年話題に。
「ハイサイおじさん」のにぎやかな歌を何回も聴いた。
番組で語ったしょうもないことを覚えている。
中村鋭一氏が縁故である会社を受験した。紹介した人が
落としたその会社に文句を言った。
会社 「英語の成績が5点でしたので・・・」
紹介者「10点満点の5点ですか・・・」
会社 「いいえ、100点満点の5点です」
紹介者は何もいわずに引き下がった。
雨