産経プラス より
朝日新聞デジタル より
笑福亭仁鶴さんが2021/08/17 亡くなった。
ある時期、月2回のペースで笑福亭仁鶴、桂文珍を
聞くためにNGKに通ったことがあった。
二人は大看板で同時に出演することはなかった。
仁鶴さんの「枕」はいきなり「鐘の鳴る丘」
(♪ 緑の丘の 赤い屋根 とんがり帽子の 時計台・・・)
を歌いだし、客の反応を見て3番まで歌うこともあった。
続いて「枕」で多かったのは「夕ご飯」。
遊んでいる子に、長屋の隅々まで聞こえる大きな声で
「お~い、〇〇(子の名)、はよ帰りやあ~ああ、
きょうはすき焼きやでえ~ええ」。
皆が経験した貧しい時代をさりげなく、
おもしろく喋っていた。
落語は「道具屋」が多かった。
店番の男と下着を手にした客との会話、
「しょんべん あきまへんで」
「しょんべん できるように見えるが」。
「しょんべん」は「冷やかし」のこと。
文章で書くとこれだけだが、喋りと間合いが絶妙で
いつも大笑いした。
今週の成果。
曇 雨