先日の続きです。
洋裁学校で習う洋裁と工業的な洋裁の違いについて。
先日は学校で習う洋裁についてお話しました。
今回は工業的な洋裁について、です。
工業的というのは、簡単に言うと既製服のことです。
既製服は、利益を出すのを目的にしますね。
大量生産で、コストを出来るだけかけずに
売れるものを作らなければなりません。
その作り方は、大まかに言うと、
(勿論メーカーにより異なりますが・・)
デザイナーさんがデザインし、
パタンナーさんが製図し、パターンを作ります。
(縫い代付きの型紙を作ります。)
その後試作をして、商品になるようだったら工場へ。
工場では、裁断師さんが、
縫い代付きの型紙に合わせてまとめて裁断します。
その後、無駄のない流れ作業で縫製されます。
簡単に書きましたが、その他、
各メーカーによりいろいろな工程があります。
最近は、製図や裁断などもコンピューターで
出来てしまうとも聞いています。
各メーカーさんはコスト削減の為、
デザインだけでなく
縫製の仕方についても日々研究されて
安価なお洋服がたくさん出回るようになりました。
お洋服を手作りするにも、
ニット生地も決して安くはありませんね。
価格だけで見るなら、
既製服の方が安い場合が多いかもしれません。
良くいろいろな方が仰るのは、
「既製服は高いから、作れるようになりたい。」
こんなふうに言う方が多いですね。
で も、
はっきり言います。
価格だけなら、既製服の方が安いです!
(勿論技術が上達すれば別ですが。。)
それでも、手作りするのは、
それに代えられない喜びがありますね。
技術が身につけば一生ものですし、
世界に1枚だけのオリジナルも思うままです。
話がそれてしまいました。
次回は具体的な作り方の違いをお話しします。
お読みいただきありがとうございます。
生徒作品で、フレアーチュニックです。
残りニットでスヌードも作りました。
(チュニックは襟なしです。)