TANAKA式カットソー教室ブログ

上品でエレガントな大人のためのオリジナルカットソー教室
ワンランク上を目指す貴方へ。

TANAKA式カットソーについて

吹上教室閉校後の講習は現在サクラメイトのみで行っています。代わりにYouTubeで簡単な小物作りやカットソー等、動画配信をさせて頂いています。 現在はまだ動画作りの練習段階ですが、来年にはカットソーの基礎から、きちんとした形で皆さんのお役にたてるような動画と、さらに交流も出来たらと思っています。宜しくお願い致します。

ロックミシン、差動の仕組みと使い方(中級編Ⅱ)

2018年06月19日 | ロックミシン使い方

     昨日の続き、の前に、

 

  最近既製服でよく見かけるデザインの、

   簡単なワンピの試作をしてみました。

 

    裾丈の長さを変えれば、

  チュニック、ブラウスにもなります。

  (仕上げは、まだこれからです。)

 

         来月の無料体験会で、

  希望する方に作って頂こうと思っています。  

 

 

 

 

    昨日の続き、(中級編Ⅱ)

    ロックミシンの差動についてです。

 

     ニットは伸びる素材ですね。

         洋裁では、

  ニットを縫えるのは上級者と言われてきました。

     普通に縫うと伸びてしまって、

     上手く縫えないからです。が、

 

   ロックミシンの「作動」を使うことで、

     ニットの伸びを抑えながら、

  縫い合わせまで出来るようになりました。

 

    とても便利な機能ですが、

    ではどうして差動を使うと、

   ニットが伸びるのを防げるのでしょう?

             その答えは、

 

   ロックミシンの押え金具を外して、

    その下を覗いてみましょう。


 

      ギザギザの送り歯が、

    前後にあるのが分かりますね。

      通常この送り歯は、

  前後に回転するように動いて布を送り出します。

 

  「差動」が、N、の時には、

      どの送り歯も同じ動きをします。

  「差動」の数字を大きくすると、

      前後の送り歯が違った動きになり、

       布を送るのを押えて、

    ニットが伸びるのを防いでいるのです。

 

     言葉では分かりにくいと思います。

    ロックミシンをお持ちの方は、是非、

       差動を4まで上げて、

    送り歯の動きを観察して見て下さいね。

 

      差動の仕組みはともかく、

  これを利用することで、生地にギャザーを寄せたり、

       いせ込んだりすることも出来ます。

 

   ただしニットや生地の、厚みや材質により、

   ギャザーの分量や、出方が変わりますので、

    必ず、試し縫いが必要になります。

 

  下の写真は、薄地の綿ニットで試してみたところです。

 

   左下が、差動を3にして縫ったところ、

    右上は、差動を0.6にして縫ったところです。


 

 

       

   差動だけでは思うようなギャザーが出せない、

        もっとたくさんのギャザーを寄せたい・・、


  そんな時は差動だけでなく、違う方法もあります。

        その方法はまた次回に。。

  


   ご覧頂きありがとうございます。

    応援ポチもよろしくお願いいたします。

コメント (4)
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