昨日、午後の講習は
キャンセルもあり、
Iさんお一人だけの講習でした。
Iさんは、今年で御年81歳。
二つ離れた街から、
電車で来て下さっています。
吹上教室オープン時より、
月一回、来て下さっていますので、
もうすっかり
ロックミシンにも慣れておられます。
今回のご希望は、
前回作られたガウチョパンツが
とても気に入られて、
それに合う襟無しTシャツを
作りたいとの事でした。
それに対して
一つご相談を受けたのは、
既成の襟無しTシャツは、
襟ぐりが後ろに引っ張られて
とても着に難いとのことでした。
Iさんは民謡の踊りの先生でも有り、
とてもお元気で聡明な方ですが、
やはりご年齢のせいもあり、
背中が丸く少し猫背になっています。
この日はIさんお一人で
時間もありましたので特別に、
Tシャツの型紙を
Iさんの体型に合わせて補正し、
作らせて頂きました。
猫背の方の型紙の補正の仕方は、
後ろ見頃の肩甲骨のあたり
(一番高くなっているところ)
に水平に線を引き、型紙を切って
上下に開いて後ろ見頃の丈を伸ばします。
(今回はIさんに合わせ2㎝ほど開きました)
開いただけでは後ろ見頃のAHが
大きくなってしまいますので、
洋裁ですと
その分ダーツを取って
肩や襟ぐりにダーツ移動したり、
いせ込み分を増やしたりして
補正すると思います。
しかし、
カットソーのTシャツ等では
出来るだけダーツは
とらないようにしますので、
上記の洋裁の補正を踏まえた上で
ニットの性質を考慮し、
着用したときに、
洋裁で補正したのと同じ形になるよう、
型紙を修正します。
具体的なやり方は
ブログでの説明では難しく、
長くもなりますので、
ここまでとさせて頂きます。
*カットソーの補正や製図の仕方も
希望する方にはお教えしていますが、
本格的な製図の仕方は、
洋裁の製図に
ある程度の理解力が無いと、
難しいかと思います。
また、
Iさんのご希望により、
ガウチョパンツに合わせて、
前裾が短く、後ろ裾は
お尻が隠れる程度に長くしました。
残りニットでスヌードと
スカーフも作って頂きました。
作品はこちらです。
スヌードを付けたところです。
.横から見るとこんな感じです。
正面から見たところです。
身体に合ったTシャツに
スヌード、スカーフまで出来て
とても喜んで下さいました。
ただ、
お一人だけの講習は今回初めてで
とても恐縮されておられましたが、
お気遣いはご無用ですよ~。
お一人でも来て下さることが
私にとっては嬉しいのですから。
また来月お待ちしております。
次回はお休みになってるご友人も
一緒に来られると良いですね。
ありがとうございます。
応援ポチよろしくお願いいたします。