知的成長戦略論-クールに生きる

かっこよく生きるためのメモ。
知的に成長し、どんな状況でも平静を保てる力を身につける。

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2011年04月22日 | 国家論
デパートなどで洋服を買ったときに、
 これでもか、これでもか
と丁寧に包んでくれることがあります。

親切でやってくれているのでしょうが、
 自分で使う場合には、包装紙や紙袋(しかも高そう)、包む時間
などが無駄になってしまいます。

そのため、急いでいるときには、
 このまま着ていきます
といって、お金を払って、自分のバックに入れて持ち帰ることもあります。


過剰包装がなくなれば、
 コストが安くなる
し、
 その時間をコーディネートなどのアドバイスをもらった方が、顧客満足が高まる
と思います。

包装紙や紙袋は、専門店に行くと、売っています。
高い物だと100円するものもあります。


 でも、包装があってのブランドなんで・・・
とか、
 プレゼントのためには、やはり・・
など、
 事情がある
と思います。

これが、重要です。

つまり、選択の幅を広げるということ。

 包装なし
 簡易包装
 通常包装
 プレゼント用包装
さらに、プレゼント用の場合には、お金をとる方が、平等かもしれません。

 以前は、ビニール袋がいらない人は、ポイントがもらえる
というスーパーの取り組みがあったと思います。

つまり、コストの削減に役立っている人を優遇する。
過剰なサービスを求める人には、負担をも求める。

 この方が、平等ではないか
ということ。

ここで、
 選択肢

 平等原理
がでてきました。

これは、
 市場原理のおいて機能しやすくなります。

どういうことかというと、
 前回のマンションの話。

過剰包装である
 サービス満点のマンション(共有スペースが豪華、免震構造、スタッフ常駐・・・)
は、
 値段が高い。

最低限のマンションは、
 値段が安い。

これが、市場原理です。
そうでないと、売れないわけです。

これが、アダムスミスの「神の見えざる手」(本人は言ってはいないですが)。

ところが、
 市場原則が当てはまらない
場合があります。

市場原理が当てはまらない場合って?

 汚くて、共用スペースがなくて、安っぽくて、サービスが悪くて、
 値段が高いマンション
でも、買わざるを得ない場合があるわけです。

どんな場合か?

そう、選択肢がない場合です。
その地区には、賃貸物件が一件も残っていない。
家を建てるお金はない。
てごろなマンションはそこしかない。

スーパーの棚にそれしかない。
となりのスーパーまでは行ってられない。
おなかがすいている。
そうなると、高くて、まずくても、それを買わざるを得ない。

便乗値上げというのもこれを使っているわけです。


独占禁止法がなぜ、独占を禁止しているのか?
それは、選択肢がないという
 自分の有利な立場を利用して、消費者の犠牲の上に、暴利を上げる
ことを防ぐためです。


ここまでが、実は前提。
これから、
 知的な「つながり」
を示せればと思います。

その辺は次回。
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