民主党が分裂したことよりも、インパクトが強いのが、このニュース。
IPADの商標をめぐる裁判で、アップルが6000万ドルを払うことで和解したというもの。
http://jp.reuters.com/article/technologyNews/idJPTYE86102I20120702 ロイターより。
アップルからすれば、中国市場なら、6000万ドルの回収は容易だということ。
ただ、この和解のインパクトは、
商標ビジネスを加速
することになりかねません。
一審でアップルが負け、アップルとアップル側の弁護士は驚いた。
おそるべき、中国の裁判。
そこで、選択肢がなくなり、和解。
逸失利益(中国で売れないことによる損失)の方が、和解金よりも大きいぞ。
この特殊な事情は、金額の大きさだと思います。
仮に、同じIPADという商標の独占使用権を持っていても、
市場では、無価値。
お客さんは、IPADという名前の魅力のない機械を買うことはない。
裁判や協議により、お金を払ってもらって初めて、価値が出るということ。
IPADというアップルの人気商品だからこそ、それだけの価値があるということ。
ある意味、宝くじのようなもの。
登録されていない、今後、交渉によってお金を払ってもらえそうな「名前」を
商標登録して、その名前が売れるのを待つ。
山林を買って、周りが宅地になるのを待つのと似ています。
中国人は、北海道の原野を買っていたりしていますが、これも同じような投資です。
おそらく、これが先例となって、いろいろなものに商標登録がなされ、
裁判がどんどん増えていく
ことになると思います。
日本企業もさらに巻き込まれる可能性があります。
儲かるのは、商標登録を行う企業と、弁護士。
*****
あと、このニュースも前に振れたことがあったので補足。
群馬県で7人が死亡した高速ツアーバス事故で、乗客を集めたツアー会社「ハーヴェストホールディングス」(大阪府豊中市)が、今月中旬にも大阪地裁に破産申し立てする方針であることが2日、分かった。
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2012/07/02/kiji/K20120702003592090.html
スポニチより引用。
有限会社陸援隊は、事業許可の取り消し処分。http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha02_hh_000092.html
個人的には、メディアはバス会社の異常性ばかり報道していましたが、
個人的には、ツアー会社の保障関係に着目していました。
やはり、破産か・・・
という感じです。
こういう小さなツアー会社は、低価格なので、そもそも利益が大きくないので、
内部留保のお金も少ない。
多額の保険料も負担になる。
そうなると、債務不履行に基づく損害賠償もきびしくなりそうだなと思っていたところ、
破産。
負債総額6億5000万円と出ていますが、損害賠償費用は含まれていないと思います。
含まれていると、7人がなくなっているので、これでは済まないはず。
IPADの商標をめぐる裁判で、アップルが6000万ドルを払うことで和解したというもの。
http://jp.reuters.com/article/technologyNews/idJPTYE86102I20120702 ロイターより。
アップルからすれば、中国市場なら、6000万ドルの回収は容易だということ。
ただ、この和解のインパクトは、
商標ビジネスを加速
することになりかねません。
一審でアップルが負け、アップルとアップル側の弁護士は驚いた。
おそるべき、中国の裁判。
そこで、選択肢がなくなり、和解。
逸失利益(中国で売れないことによる損失)の方が、和解金よりも大きいぞ。
この特殊な事情は、金額の大きさだと思います。
仮に、同じIPADという商標の独占使用権を持っていても、
市場では、無価値。
お客さんは、IPADという名前の魅力のない機械を買うことはない。
裁判や協議により、お金を払ってもらって初めて、価値が出るということ。
IPADというアップルの人気商品だからこそ、それだけの価値があるということ。
ある意味、宝くじのようなもの。
登録されていない、今後、交渉によってお金を払ってもらえそうな「名前」を
商標登録して、その名前が売れるのを待つ。
山林を買って、周りが宅地になるのを待つのと似ています。
中国人は、北海道の原野を買っていたりしていますが、これも同じような投資です。
おそらく、これが先例となって、いろいろなものに商標登録がなされ、
裁判がどんどん増えていく
ことになると思います。
日本企業もさらに巻き込まれる可能性があります。
儲かるのは、商標登録を行う企業と、弁護士。
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あと、このニュースも前に振れたことがあったので補足。
群馬県で7人が死亡した高速ツアーバス事故で、乗客を集めたツアー会社「ハーヴェストホールディングス」(大阪府豊中市)が、今月中旬にも大阪地裁に破産申し立てする方針であることが2日、分かった。
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2012/07/02/kiji/K20120702003592090.html
スポニチより引用。
有限会社陸援隊は、事業許可の取り消し処分。http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha02_hh_000092.html
個人的には、メディアはバス会社の異常性ばかり報道していましたが、
個人的には、ツアー会社の保障関係に着目していました。
やはり、破産か・・・
という感じです。
こういう小さなツアー会社は、低価格なので、そもそも利益が大きくないので、
内部留保のお金も少ない。
多額の保険料も負担になる。
そうなると、債務不履行に基づく損害賠償もきびしくなりそうだなと思っていたところ、
破産。
負債総額6億5000万円と出ていますが、損害賠償費用は含まれていないと思います。
含まれていると、7人がなくなっているので、これでは済まないはず。