知的成長戦略論-クールに生きる

かっこよく生きるためのメモ。
知的に成長し、どんな状況でも平静を保てる力を身につける。

国家の役割。

2012年07月15日 | 国家論
日経新聞によると、福岡で3000人が孤立しているとのこと。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK1500E_V10C12A7000000/

自衛隊が出動。


個人的には、自衛隊の役割を、
 国民の生命の保護
とし、
 災害救助を第一にする
とよいと思います。

その上で、消防、警察、機動隊、NPOなどとの連携を強化し、
 縦割りの壁を取っ払って戦略を立てて実行できる組織
を作れるようにする。

東日本大震災でそのことがよくわかりました。

さらに、
 防災条約
を近隣諸国と結び、
 他国からの援助が受けられるようなシステムを完備する。


自衛隊が海外に出動するアレルギーが、防災がメインになることで緩和されていくことになるはずです。
予算も、防災関連として、増やしていく。
ヘリも防災への転用を考える。

*****


国家の役割は、こういった広域の戦略を練ること。
防災は、市町村では対応が難しい。

生活保護や就職あっせん、教育、産業育成は、
 地方に主導権を委ねたほうがうまくいく。

基本的には、日々の生活が豊かになれば、国民は平穏に生きられる。

今は、2重行政や3重行政で、システムが混乱しているので、
 費用対効果も悪い
し、
 遅いし、
 イノベーションも起こりにくい。

地方分権により、国家がやるべきことを少なくし、
 プロフェッショナルの国家一種がのびのびと、専門性の高い業務を行う。

地方公務員上級は、地方のプロフェッショナルとして、
 できれば、地方の大学で、地方について学んだ人がそのまま就職できるようにする。
 (地方の人が帰ってくるような場合でもいいですが。)

地方の課題に現場レベルの視点で、解決していく。

今は、新規公務員の採用を大幅に減らすとのこと。
国民は、公務員の人件費を減らせると好意的。

しかし、仕事を減らしたうえで、
 削減しないと、今の若手公務員の負担が増えるばかりです。

時々付き合いで飲んだ帰りに、官庁のあたりを通ると、
夜の11時や、土日でも、建物に電気がついていることが多い。
タクシー代が出なくなったらしいので、終電まで頑張っているということ。
公務員に対し、怒りの感情を抱いている人は、ちょっと見に行くと、
がんばっているんだなぁと、多少は怒りが和らぐと思います。

若手公務員はかなり大変です。
(もちろん、部署によって様々ですが。)

ただ、がんばっていても、仕事が国益に直結していないものが多い。
どうでもいい資料や、馬鹿な議員のための資料。
その部署のための資料。

本当にやるべきことを絞っていくと、
 もっと、クールに仕事ができる
ようになるはず。

そのためには、
 本当の意味で仕分け作業をする
必要があります。

国Ⅰは、もっと国家予算を使って、専門知識を吸収させ、
 世界でも通用するコンサルタントに育てていく
べきだと思います。

その上で、国家レベルの戦略の立案を委ね、
 国会議員を補佐する。

国会議員が費用対効果が悪いばらまき政策を言い出したら、
 同じ目的を達成する、もっと費用対効果が高い策をアドバイスできる
ような仕組にする。

国会議員も、結果が出れば、支持率アップにつながるので喜ぶ。
国民も、税金を使って、対して効果がない政策(地域振興券、子供手当)などがなくなって喜ぶ。

国家の中枢が「知的な集団」となり、
 時間を国益に直結するものに注ぎ込めるようになれば、国家はもっと成長できる
と思います。

官僚は、そんなにいい人ばかりではない?


ただ、頑張っている人がいることも事実です。
コメント
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